普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

川柳鑑賞「若者よ銭は額の汗で獲れ」

2018-01-06 11:33:15 | 川柳
川柳川柳くろがね2006年5~6月号より
「前月号鑑賞 選・評  鞆 雄史」
「若者よ銭は額の汗で獲れ」    凡作 
 現在の社会問題となっているニート族に置き換えると的を射た。これぞ男の句であり命令調が良し。

「春らしい会話はずんだ受話器置く」千華
 桜は三分咲き、また四、五日して電話するわ。その時出てお出で。春の弾んだ長電話が終わった。とても明るい句である。

「少年のペダルは秘密基地が好き」  華菜
 少年達の溜まり場を大人達は知らない。少年のペダル--基地へ逸る少年の気持ちがでて纏まる。 

「王様は風の向きなど気にしない」  さきえ
 王様を自分に置き換えた着想がユニーク。王様は懐の深い、細かいことを言わない性格の持ち主か。王様を想像して作句するのも楽しいものである。

「上野十七八・石橋陸朗 第四十六回句碑まつり川柳誌上大会 案内」
課題と選者  (各題二句吐)
 「碑」   西岡南風  選 (宮 崎)
 「建てる」 永石珠子  選 (長 崎)
 「誇る」  安部征二  選 (大 分)
 「恩人」  石神紅雀  壌 (鹿児島)
 「誉れ」  西村正紘  選 (佐 賀)
 「きらきら」平田朝子  選 (熊 本)
 「将来」  古谷龍太郎 選 (福 岡)
募集期間 平成30年1月1日~4月15日  (消印有効)
投句要領 所定の用紙(コピー可)又は便箋に各題2句(計14句)を列記し、郵便番
     号・住所・氏名(柳名があれば併記)電話番号を明記し、投句料と共に、ご送付ください。(お名前には「フリガナ」を明記して下さい)
 賞   各選者の秀句Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
投句料  1,000円 (定額小為替又は現金書留)
発表   平成三十年六月号 「川柳くろがね」誌上 (投句者全員に発表誌呈)
投句先  809-0033福岡県中間市土手の内一丁目16-18  吉富 廣
     TEL・FAX O93-244-7298
                     主催 川柳くろがね吟社

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