今朝の日テレの「ウェークアップ!ぷらす」で、民主党の比例区の定数削減に関する少数政党への配慮の問題に就いて、司会の辛坊治郎さんが、民主党政調会長の前原さんに、彼が新進党に参加した理由に就いて質問に対して、前原さんは当時は自民党と社会党の二大政党が対立していた。然し社会党のように政権交代ごとに国の外交・安全保障が大きく変わるのは拙いので、保守的な立場の新進党に加入したと言って居ました。
然し事実は新進党から民主党に変わりましたが、民社党はとにかくとして社会党の一部や日教組出身者まで加入して、多分前原さんが考えているような、保守的な民主党とは違って何とも知れない党になりました。
そして政権奪取後の鳩山・小沢ラインは今までの日米同盟重視→正三角形型の日米中関係の構築→普天間の大チョンボ→日米同盟の重視と回り道をしました。
然し、野党時代の民主党は一見輝いていました。
一見と言うのはテレビで見る限りです。
前原さん始め、安住 淳、枝野 幸男、岡田 克也、玄葉 光一郎、長島 昭久、長妻昭、野田 佳彦、原口 一博、古川 元久、細野 豪志、馬淵 澄夫の各氏などなど、テレビの露出度の多い若手政治家。
みな比較的に若くて、良く勉強していて、そして真面目で率直な好感を持てる人達。
もっとも彼らと自民党のベテランとの話し合いをみていると、これなら話し合いも上手く進むのだろうと思っていると、党内の意見はがらりと変わり、がっかりしたことが何度もありました。
そして自民党から政権の方針に反対なら、対案を出せと言われて殆ど出ませんでした。
その裏には彼らと違うタイブの古い政治家がいたのでしょう。
詰まり民主党の有力者は見てくれのよい人ばかりをテレビに出して、民主党に清新なイメージを持たせ、裏でいかに自党の都合のよい方向に導かせようとしていたのでしょう。
そして一般国民にはもたつく自民党のに引き変え、民主党が清新で希望に満ちた党に見えた事でしょう。
前に上げた人達の中には政権奪取後に、役職に就いて躓いた人もいるとようですが、皆はここ1へ2年の間に、政治生活の10年分もの勉強をしたと思いますし、皆比較的に若いのでその経験を活かして立ち直れると思います。
外野から見て鳩山さんや菅さんは政治的な生命は終わったとは言えないかも知れませんが、党内の影響力は殆どなくなったのかも知れません。
そして小沢さんは?昨日も取り上げたばかりですが果たしてどうでしょうか。
私は安倍政権のときに安倍さんは一度は下野して、今までのことを教訓にして再起すべきだと書きました。
そして最近になって安倍さんの再起を希望する人達が増えてきました。 (残念ですがあのような辞め方をしたため、ネットでは安倍さんをアホ呼ばわりする 人もいますが、それでも私は当時の考えは変わりません。)
民主党も一度下野して、政権獲得以後の経験を活かして再起するのが日本のためになると思います。
何故なら民主党は、前原さんの言うように絶対にら政権の取れない社会党(現在の社民党)と違うのですから。
そして国民は自民党の事実上の一党支配の弊害を見て来たのですから。
その再起の条件は
・前原さんが言うよう政権が変わって外交・安全保障の方針を基本的に(少しづつは変わっても)大きくは変わらない政策をとること
・甘い政策で国民の人気を得るばかりの公約から脱皮すること
・上記のような若い人達が中心になって民主党をリードし、ベテランはそのサポートに廻ること。
・社会党時代の考え方の抜けない人、日教組、官公庁の幹部や企業の経営者を敵視するような労組とは少しづつ然し確実に縁をきること
念願の政権を取った民主党ですから、政権を取った後困るような見え見えのばら蒔き型の公約でなく、また主張の違う人たちを引き入れるような、政権を取るには手段を選ばない小沢路線から脱却して名実ともに政権与党に相応しい民主党にして下さい。
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