糸は、2年前にマリカ様のスワッチを見て、最寄のこみやまやにて調達。ちょうどセールの時期だったし。
2005年春にロンドンに行った時、john lewisの毛糸売り場にいらしたお姉様(というか品のいいおばさま)がこのモノトーンバージョンMOORを着ていらっしゃいました。その時点で編む気は満々だったのですが…(その時何を購入したかは、サイドバーの「ヨーロッパ毛糸探し」へどうぞ、画像はないんですけど)
お店で指定糸を見た時、モノトーンバージョンはネップが黄色~赤系になり、それほどツボな感じでもなかったので、好きな青系や緑系のグラデであわせてみました。結果、この紫系がかなり好みだったので、こちらを購入。
とはいうものの、そのシーズンは編物オリンピックしてみたりcarolina編んでみたり、更にその後は妊婦になったりで、4plyなんてとんでもない、という状況が続きましたが、このたびたまたま「今年こそ」という機会を得まして、作り目するに至りました。
拡大してもらえると、ネップの感じがわかりますかね?紫ベースに、青やピンクのネップが散って、私の好きな色が全部入っちゃってる感じ…
アーガイルVの時もそうでしたが、身頃のこの辺になってくると、飽きてくるししんどいんですよね~
でも、アーガイルVは総柄で休めないから、4plyとはいえこっちの方が編みやすかったような気もするし。編み込みのない単色の段が来るのを楽しみに進めていました。
さて、そろそろ袖ぐりを作らないといけません。裏からの編み込みは効率が悪くて(油断して模様を間違えたり、手がつりそうになったり)好きでないので、初めからアーガイルVの方法でスティークを作る事に決めていました。
輪針2本に移して輪ゴムで止めて何度か試着。着丈も少し伸ばしました。3-5cmだったかな…。サイズも適当だと思うところでサイドの増やし目やめちゃいました。1-2回分省略しちゃったと思います。
スティークは節約して5目です。4目でいいかとも思ったのですが、2色使うからスティークが左右対称になってたほうが切るところがわかりやすいかなって、いや、4目でも中央2目が同じ色なら対称にはなるんだけど…なんとなく…
身頃が編み上がったところです。アーガイルVの時と同じような、妙な形。
襟ぐりの形を大幅に変更したので、変更した形がうまくいっているかどうかスティークを切り開くまではわからないので、ドキドキ。。。
アーガイルVの時と同様、モヘアでしつけしました。
襟ぐりのスティークのしつけ拡大。真ん中の一目分に細編みを編んでいます。
この後、息子用のjennyの前立てを作ったときのように、フエルト化用の針で刺しました。
スティークを切り開いたところ。いい感じに見えましたが、リブを編んでみないと開きの感じがよくわからないんですよね~
にしても妙な生物みたいなのが、すぱっとベストの形になって、気持ちいい…
スティークを裏から見たところ。ようは、細編みが、ミシンでいうところの断ち目かがりみたいな感じになっています。
耳側をまつりつける糸で1目分、ほどけないようにぐるっと巻く感じでまつり縫いしました。なので、あんまりきれいじゃないけど…
さて、糸始末ですが、私は編み込みの色づかいが変わっても、糸を切らないでそのまま上に渡していってまた次の時に使います。なので、糸始末が出るのはほぼ玉の始めと終わりの分だけなのでかなり少ないのです。
さて、もう少しで終わりよ、というところで、この記事作成のために撮影しました。
ここまで3ヶ月半。ま、こんなもんですかね…