体調のせいや新聞情報頂いたりで、すっかりラジオ関西の恒例「ジュリーにチェックイン!」が遅くなってしまいました。遅れてしまったけれども、とっても良い内容だったんです。
先日亡くなられた喜多條忠さんを偲び、再び「ロンリーウルフ」が取り上げられました。「ロンリーウルフ」にまつわるエピソードは、とても心に残るものでした。
12月7日、ラジオ関西「ジュリーにチェックイン!」Playlist of Harborland パーソナリティは、田名部真理さん。
先週訃報が入り、またこの曲を聴きたくなったという事で
沢山リクエストをいただいております。
メッセージ『こんにちは、作詞家の喜多條忠さんが亡くなられました。
74歳、神田川やメランコリー、やさしい悪魔などを手掛けて
ジュリーのロンリーウルフなども手がけて、確かこの番組でも
最近、かかりましたよね。』
というメッセージをいただきました。
そうだったんです、リスナーさんからのリクエストでちょうど
紹介したところだったんですけれども、やはり
この訃報を受けて、また聴きたいというメッセージも多いので
今週もお届けさせて下さい。
沢田研二さんで「ロンリーウルフ」
この曲について、メッセージが届いています。『この曲についてのエピソード、実はNHKのSONGS
JULIE with WILD WONDS』これが2010年4月7日の放送だったんですが
この曲についてのエピソードを語られているんですね。
ご紹介します。
ナレーションで、加瀬邦彦さんはテクノポップを取り入れた
TOKIOを次のシングルにしたいと考えていた。
沢田さんはそれに同意しませんでした。これにジュリーが
ご自身の言葉でこう語られています。
「アルバムが出た時、(TOKIOを)一回 パスしているんですよね。
僕はロンリーウルフがいいという事で、ロンリーウルフにして
もらったことがある。この言葉の後にナレーションは
OH!GALのあとに発表したロンリーウルフ、沢田さんは
これまでと違ってシンプルなパフォーマンスでこれを歌いました。
しかしこの曲は思うようにヒットしませんでした。
番組はこのあと加瀬さんが、次のシングルは絶対 ヒット
させなければならいけないと思ったと話しは続き、TOKIOの話に
なっていきます。
ロンリーウルフというと、ヒットしなかった、オリコン18位と
いうことになりがちなんですが、今はとてもいい曲
ジュリーが色っぽいと、SNSに上げられるがよくある曲になっています。
この曲を作曲した大野克夫さん、、好きな曲のひとつです。
詞は喜多條忠さんですが、僕のデモテープを聴いて今までに書いた詞で
一番いい曲に仕上げてくれた。どうも有難うという手紙をくれた。
嬉しかったですね、と書いておられるそうです。
喜多條忠さんはヒットしたしなかったではなく、自分が送り出した歌が
たった一人でも、これは自分の歌だとおもってくれればいいと
おっしゃっていたそうです。心に残るいい言葉だと思いました。』
メッセージ情報有難うございます。
前回、おかけした時も言いましたし、また改めて喜多條忠さんに
お届けしたいと思います。私は本当にこの曲はいい曲だと
思います。改めて、ご冥福をお祈りします。
(続く)
「ロンリーウルフ」は、28枚目のシングル。1979年9月21日にポリドール・レコードより発売されました。
ジュリー自身は「OH!ギャル」を実はお好きではなかったという事があり、次の曲は見せる曲ではなく、ご自分の歌唱力を聴かせたい、という強い思いや、自信もあったのだと思います。
思うようなヒットにはならなかったかもしれないけれど、作詞の喜多條さんの言葉や、大野さんの言葉を伝え聞くと、そんな素敵な色々な人たちの思いが込められていた曲だったのかと知り、ジンとします。