ランニングハイカーのぺーじ(2010.10.09~)

ランニングハイキングの記録

2016 神奈川の異国15 県営いちょう団地

2016-02-02 04:54:11 | 神奈川の異国
 昨日(2/1)は仕事は休みだった。天気も良くなくて、一昨日の仕事の疲れが残っていたので、近場で前から気になっていた「県営いちょう団地」に行くことにした。

 「県営いちょう団地」は何度もTVで紹介されて知っている人も多いと思いますが、1970年代のベトナム戦争後の政変で、インドシナ(ベトナム、ラオス、カンボジア)に大量の難民が発生し、その1部を日本が受け入れた。その定住促進センターが大和市にあったために、インドシナ系の外国人が大和市に増えていちょう団地に入居するようになった。
 ただ、誤解されると困るが外国人は入居者の2割くらいで、大半は日本人が入居している。また、県営住宅のために低所得が入居の条件の1つになっている。場所は、境川が大和市と横浜市泉区に挟まれる辺りで、一番近い駅からでも1km以上離れていて、住民の足は路線バスのようである。

  8:25自宅ー9:42-10:50県営いちょう団地ー11:15藤沢図書館

 自宅を8時半前に出て走り始めた。コースは境川沿いのサイクリングロードではなくて、国道467号線にした。理由はこちらのほうが距離的に短く、コンビニ等もたくさんあるからだ。一昨日の巡回の仕事で25kmほど歩いた影響で疲れが残っていて、9kmほどの道のりに1時間以上かかってしまった。
 着いてみて驚いたのは、団地の広さ(27万2476.9平方メートル)で神奈川県内最大の公営住宅だそうだ。団地は境川を挟んで南北に長くて、高さは5階建てと12階建て、15階建てで、1棟から84棟まである、まさに巨大マンモス団地だった。

         
                        いちょう団地:大和市側

         
                        いちょう団地:横浜市側
 
 まずは、境川沿いの一般道を歩いて異国的な物を探した。最初に目に入ったのは、ポイ捨て禁止とゴミ捨て場の分別収の看板で中国語とベトナム語で書かれていた。

        
                         ポイ捨て禁止の看板

        
                       ゴミ捨て場の分別収の看板

 次に団地内へのバイクの乗り入れ禁止表示で、なんと6か国語(日本語、カンボジア語、ベトナム語、中国語、英語、フランス語)で書かれていた。

        
                        バイクの乗り入れ禁止表示

 さらに川へ不法行為の看板も6か国語表示(日本語、中国語、英語、ベトナム語、タイ語、カンボジア語)だった。その他にも団地内のルールの看板も6か国語表示(日本語、中国語、タイ語、ベトナム語、フランス語、カンボジア語)になっていた。

        
                         川へ不法行為の看板

        
                         団地内のルールの看板

 次に団地内のショッピングセンターに行ってみた。大和市側と横浜市側にそれぞれ大手のスーパーマーケットが出店しており、中々異国的な店はなくて、やっと3店ほど見つかったが2店は閉店していた。また、中国人向けの合宿自動車運転免許の習得の教習所の看板もあった。

        
                          アジア食材の店

        

        
                        アジア食材の店(閉店中)

        
                     合宿自動車運転免許の習得の教習所の看板   

 さらに団地外周をゆっくりと歩いて、アジア食材の店を2軒とベトナム料理の店を1軒を見つけることができた。

        

        
                          アジア食材の店

        
                          ベトナム料理の店

 結局、1時間ほど歩いて散策して一通りの成果が得られたので終わりにした。注意したのは、ここは県営団地で住民には個人の生活があり、観光施設でも商店街でもないので基本的には、部外者は取材許可無しに入ってはいけないので、写真撮影は最小限にして、団地敷地内には決して入らないようにした。

 以前からランニングの練習で通過だけはしていた「いちょう団地」を訪問して感じたのは本当にインドシナ系の外国人が生活しているらしいということがわかったことである。ただ、平日の午前で寒かったために、外に出ている外国の住民はほとんどいなかった。(実際に以前、私が勤務していた会社にいたカンボジア人はこの団地の住民だった。)一方でアジア系の食材の店が思ったほど少なかったのは意外だった。次回は年に何回かある団地内のお祭りの日に訪問して外国人に会ってみたいと思っている。
 
 

 

 
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