

第二花壇から見える帝国ホテル
*初夏の日比谷公園は緑がいっぱい!
明治36年、都市計画により皇居の南に造られた日本初の「ドイツ式洋風近代公園」。敷地は16万㎡以上。設計、造成は本多静六。
ドイツの公園を模範としながら細部には日本的要素が加えられ、和洋折衷でゾーン別に多様な要素が取り入れられています。
園内にある第一、第二花壇には一年中四季の花が咲き、季節ごとにシャガ、バラ、アジサイ、ペチュニアなどが見頃を迎えます。
霞ヶ関、銀座、新橋に接し、ビジネス街の緑のオアシスとして多くの人たちの心を癒しています。


日比谷見附
日比谷公園に残る貴重な江戸時代の遺構。
江戸時代に大名の屋敷地だった日比谷公園は、江戸城日比谷御門の一部でもありました。
心字池辺りは見張り役人が警備する「日比谷見附」があったところ。野面積み(のづらづみ)の石垣は江戸時代初期の築造です。


心字池
石垣の周囲は濠になっていましたが、明治36年にその一部を池として残しました。


石段の上
ベンチがあり、お池の全景を眺められます。


雲形池
国内で3番目に古い「鶴の噴水」で有名です。


小川のせせらぎ


雲形池から松本楼までの遊歩道


松本楼と首かけイチョウ
推定樹齢400年、幹回り650cmの園内で一番太いイチョウ。
明治34年、日比谷通り拡張工事の際に「邪魔になる」と伐採そうになっていたところを、本多静六博士が「私の首を賭けても移植する」として園内に移し、見事に活着させました(450m移すのに25日を要したそうです)。
松本楼はこれからテラス席が気持ちいいシーズン。