おぎの(フランス料理/池尻大橋)
<2011年10月ネタ絶賛消化中>
【2014年8月に当時の日付で記事を編集しています】
こつ然と消えてしまった二代目Cyber-shotで撮影した画像がVistaくんに残っている限り、すでに閉店のお店だろうと、賞味期限切れのネタであろうと、全てブログにUPします。
*超予約困難店で“棚ボタ”ディナー♪
「美味くて安くて楽しい」をコンセプトに、抜群のCPで大人気のフレンチレストラン。
長年にわたり共に外食を楽しんできたかおりんをして「最も予約に苦労した」と言わしめるほどの繁盛ぶり。ネット予約は受け付けず、ひたすら電話をかけ続けるしかないそうで、根性無しの私には縁のないお店とあきらめていたところ、なんとそのかおりんからお誘いが!! かくして、10月終盤の花金にめでたく棚ボタディナーとあいなりました。
食前酒はキール・アンペリアル
オーダーシステム?がわかりづらくて、延々悩んでいる間にすっかり気が抜けてしまったのが悔やまれる。
アミューズ
カラフルな野菜のピクルスは酸味がまろやかで美味しい!
前菜(2皿)、お魚料理、お肉料理、デザート、食後のお飲物という構成の「ムニュー・セゾン」(6,500円)をオーダー。
季節のおまかせコースで、前菜は4種類、デザートは7種類の選択肢があります。
パンにはポークリエットをたっぷりと塗っていただきます。
此方のオープニングスタッフだった藤本シェフが、2月鎌倉にオープンさせた
ete へ先に行っていたので、このスタイルは知っていました。
この日は4人で伺ったので、前菜は4種類全てオーダーしました。
①
蟹とアヴォカドのカクテルサラダ トマトのコンソメゼリー
想像した通り私の好みにどストライク!
②
サンマとじゃがいものクレープ ベーコンのカプチーノ
トリュフ風味。この日のディナーの白眉でした。
私の中では文句なしにダントツのNo.1!!
③
活け締めの真鯛のカルパッチョ たっぷり野菜とガルムアンチョビソース
④
フォアグラのソテー アナゴのリゾット添え
ところでこのコース、前菜(2皿)となっていますが、2人で2皿をシェアというシステム。
つまり1人で1皿分のポーションは食べられないわけですね。
まあ別に不都合はないのだけれど、とってもわかりづらい。
↑で食前酒の気が抜けたと書いたけれど、サービスの方の説明を理解するまでにかなり時間がかかりました。
1皿のポーションを少なくして、1人で2皿選ばせてほしい。
※ちなみに私とかおりんがシェアしたのは①と②です。
スズキのロースト アンチョビバター バルサミコ
クロダイのヴァプール ムール貝とサフラン風味
「本日のお魚料理」は2品。せっかくなので、どちらもオーダーしてシェア。
バルサミコ風味とクリーム仕立て、味付けが対照的なので飽きずに楽しめました。
お口直しはミントのグラニテ
フランス産 青首鴨のソテー ブルーベリーソース
で、問題はメインのお肉料理。
ぶっちゃけこれはかなり残念でした。メイン料理の迫力がまったくないし。。。記事に並べた写真を見比べても一目瞭然だと思うの。
この青首さんガリガリに痩せています。脂の乗っていないパサパサのお肉にブルーベリーソースはしつこすぎ。
まだジビエを楽しむにはいささか早いし、渡りの途中でお疲れだったのでは。
お肉からは散弾銃の弾の欠片が出てきました。
なんだか心底憐れみを感じてしまい・・・前菜からお魚までの完璧な流れで高まったテンションが一気にガタ落ちです。
食事の後のお楽しみ
気を取り直し、別腹のデザートタイム!
A.焼きたてマロンパイ 塩バターキャラメルソースとバニラアイス
B.二色のグレープフルーツのカンパリゼリー寄せ 蜂蜜風味 マンゴーソルベ
C.洋ナシの赤ワインコンポート ボジョレー風 煮汁のジュレと牛乳アイス
D.小菓子(マドレーヌ)
E.食後酒(カルヴァドス)
F.カプチーノ
ちなみに私のオーダーはCとEです。
しっかりデザートをたいらげた後に、標準サイズのマドレーヌが登場したのには驚き!!
その場で食べられたのは私だけでした。
食後にはコーヒーではなくブランデーをいただき、メインの鴨で下がったテンションが復活。
支払いは約1万3千円。
コース料理にワインをフルボトルで2本いっちゃってこのお値段はかなり良心的だと思います。
会計後、4人のうち3人が食べログレビュアということで、おまかせ料理の詳細を手書きでいただきました。細やかな気遣いがうれしいですね。
荻野シェフ、ブログ紹介が3年近く遅れてしまい申し訳ありません
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ソムリエさんおすすめのワインを白赤それぞれフルボトルでいただきました。
Dog Point Sauvignon Blanc 2009
ドッグ・ポイント ソーヴィニヨン・ブラン
元クラウディーベイの葡萄栽培責任者アイヴァン・サザーランドと、チーフワインメーカーのジェームス・ハーリーが立ち上げたワイナリー。自社畑の特定された区画のソーヴィニヨン・ブランを使用し、フレッシュ感を残すため古いフレンチオークで18ヶ月間熟成。もちろんマロラクティック発酵は行いません。
ちなみに「ドッグ・ポイント」とは、その昔、道に迷って野犬化した牧羊犬が潜んでいた場所のことだそうです。
シトラス、グレープフルーツのフレッシュなアロマ、南国の果実を思わせるほのかな甘さとスッキリした酸味。十分なミネラル感もあり、その味わいは非常にリッチです。産地:マールボロ/ニュージーランド
生産者:ドッグ・ポイント・ヴィンヤード
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
Hess Collection Allomi Cabernet Sauvignon 2008
ヘス・コレクション アローミ カベルネ ソーヴィニヨン
「高いオーパスを買うよりへスを探しな」
ナパのワイン関係者の間では非常に高い評価を受け、日本国内でも滅多に無い購入チャンスを待ちわびるファンが多いにもかかわらず、流通量が極めて少ないへス・コレクション。
ナパ・カウンティ北東部の辺境 ハウエル・マウンテンの斜面、標高200mに位置する自社畑アローミは、滋養豊かな土壌と安定した温暖な気候に恵まれ、カベルネソーヴィニヨンをはじめボルドー品種がエレガントに成熟します。
艶やかな濃いガーネット。凝縮したダークベリーのアロマと、控えめでまろやかなタンニン。酸味と渋味がバランスよくまとまり、アメリカンオーク熟成による樽香とスパイシーな風味がフィニッシュに長い余韻を与えています。産地:ナパヴァレー(カリフォルニア)/アメリカ
生産者:ヘス・コレクション・ワイナリー
品種:カベルネソーヴィニヨン87%、プティシラー12%、プティヴェルド1%・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肩肘張らない気さくなサービス、懐に優しいお値段、旬の食材を生かしたバラエティに富んだお料理をたっぷりポーションで。大人気も納得のまさに聞きしに勝る名店です。
が、それだけにメインで外したのは致命的。
たかが一皿の料理でお店自体を評価するのは気が引けますが、簡単に予約が取れない(=次回はいつ行けるかわからない)お店にやっと訪問が叶ったとなれば、それ相応に期待も大きくなってしまうもの。
自力で繋がらない電話と格闘してまで再訪の予約を入れるかどうかは微妙なところです(で、今に至る)。
つ、ついに----!!
DSC-T20で撮った写真はこの記事にてオールUPです。
以降、使用する画像は三代目Cyber-shot DSC-TX55で撮影したものとなります。
■OGINO
□17:30~23:30(L.O) 日・祝~21:30(L.O)
*金・土・日・祝はランチ営業 11:30~13:30(L.O)
□月曜定休
□世田谷区池尻2-20-9 1F
□03-5481-1333
写真付きツイートは
こちら