なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

山辺の道

2007-09-09 21:00:56 | 自転車

先日の明日香に続き、テニスのついでに奈良ポタリング第二弾。山辺の道へ行ってきました。よせばいいに、人数が足りないからと誘われ、のこのこと片岡カップのシャープ戦に出場。普通なら固辞するよな、というレベルなのですが、身の程知らずに首を突っ込む、このずうずうしさ、あつかましさ。我ながらこの41年の人生で多々反省するところでありますが、馬鹿は死ぬまで治らないとはこのこと。
 
 大阪から大和路快速で奈良へ。大阪駅ではなんじゃこりゃ、というほどの客。皆、わいわい盛り上がっている。こんなにぎやかな電車久しぶりだなあ。奈良に観光か?と思いきやとすぐに空いてくる。DAHON HELIOS P8を最後部へおいて、のんびり座って行った。DAHON HELIOSのいいところは、コンパクトさと、自立して安定がいいこと。輪行中に支えなくても倒れることがない。

JR桜井線に乗る。いきなりローカルな、ワンマン電車。運転手さんが切符を徴収する。天理の一個手前でおりて、シャープさんのテニスコートへ。奈良は古墳だらけなのだが、ここのシャープの敷地内にも古墳があるらしい。
 
 僕はダブルスNo2にでて、5-8で当然負け。パートナーはかなりの実力なのだが、いかんせん僕のサーブは全ブレ。3つとも落とす。デュースが2回あったのだが、ルールが40-40のスコアではデュースはなく1ポイントでそのゲームの勝ち負けを決めるのだが、勝負弱さを発揮し、いずれも落とす。最後は入れサーブをダブりブレークされた。ああ情けない。
相手はかなり上手な20台の若者だったが、力押しのところがあって、こういうのは百選練磨のおやじの格好の餌食のはずなのだが。これで勝てないとおやじの存在価値がない。
 
 4時前に全部試合が終わって、1-4でチームも負け。2-3であれば決勝トーナメントに進めたのだが、僕の試合の負けが大きい。
 というわけで、やけくそ気味にシャープをでるとすぐに山辺の道の案内にぶちあたり、一つ目の石上神社へ。立派な木に囲まれて、涼しくていい雰囲気。みごとな鶏が、これまた見事な鳴き声をあげていて、感心する。

 道端に100円の梅ぼしが。梅ってクエン酸が豊富なんだってね。とりあえず買って立て続けに3個食う。やはり梅ぼしにはご飯がないいときついなあ。

 ここからはひたすら、ぼこぼこの田んぼのあぜ道のようなところを走った。
 崇神天皇陵に、景行天皇陵。畑の中になにげにあるのだが、堀の向こうの森をみるとなにやら不思議な雰囲気が漂ってなくもない。しかし、いづれもフェンスがやや遠めにあり、周りも草ぼうぼうで観光名所としてのやる気が感じられない。道もほんとがたがたで走りにくい。もともと歩道とはいえ、いくらなんでももう少し、きれいでもいいのではないか。
 
桧原神社は入り口の綱がよかった。夕方になりとても涼しくて気持ちがよい。冷房には再現出来ない快適さだ。この位薄暗くなってくると、なんだがミステリアスな感じが漂ってこなくもない。

三輪駅の裏の大神神社御用達と書いてある老舗っぽい店で、名物 三輪そうめんを食べた。粉っぽくなく適度に腰がある。素朴な味がした。三輪駅からJRで輪行で帰るつもりだったが、店のおやじが帰りの電車の時刻を調べてくれて、桜井駅まで自走して近鉄で帰ることにした。6時12分の区間快速をビールを飲みながら待つ。大台ケ原の宣伝写真がホームにあった。今度行きたいなあ。難波で御堂筋線に乗り換えて、8時ごろ帰宅。結構近いなあ。
 もろもろいれて走行距離 32.8km。山辺の道は25kmくらい

 しかし、明日香といい山辺の道といい、道や施設がしょぼすぎる。
天理市トレイルセンターという立派な無料休憩所が唯一、唐突にあるのだが、例によって妙なディスプレイばかりでつまらないし、挙句の果てに無料のお茶が熱い。こんなくそ暑い時に、熱いお茶なんか飲むやついるかあ!!おじさん腰くだけました。
いいコンテンツがあるのだから周りの雰囲気作りも含めてインフラをもっと整備しないと観光客がどっちらけして、リピーターがいなくなるのではないかと思った。
 まあ、僕は歴史の知識のないので、存分に楽しめないという側面もあるのだが。

 こんなぶちぶち愚痴っているのも、試合に負けたからだ。ああ情けない、情けない。まあ、一日空の下で体動かした後の、ビールは最高にうまいからいいか。
 これぞおやじの正しき考え方なのであります。