Open: An Autobiography | |
クリエーター情報なし | |
HarperCollins Publishers Ltd |
アガシの自伝「OPEN」やっと読み終わりました。
購入後、1年近くかかったかもしれません。
やはりNO FICTIONはちょっとつらいです。
というか原書はミステリー物中心なので、ついつい物語の先が気になってあまり英語を気にしないで読んでしまうのですが、自伝となるといかに面白くても先が気になって。。とまではいきません。
本書は特に前半はいかににテニスが嫌いか、という話なのでなかなか大変でした。
ブルックシールズが出てきても、いまいち展開がさらっとしており(ほんとは面白い裏話があるのでしょうが、相手が有名女優なのでかけないのかも)、グラフが出てきてやっと面白くなったという感じです。
過去最高の女子テニスプレーヤーと、米国テニスプレーヤーでトップクラスの成績を誇るアガシの夫婦というのは考えられない組み合わせです。それなのに子供はテニスプレーヤーにしないというのが夫婦の約束だそうです。
プロトッププレーヤーというのは何十億円もらっても大変なのでしょう。
(このご時世サラリーマンも結構大変と思いますが....)
ともあれこの自伝、なんと読めばいいのか?
立身出生物語でもないし、さまよえる魂の救済でもないし、もちろんテニスの技術的に役に立つ側面もないし、テニスの歴史としても読めないし、ゴシップもの(暴露本)としても迫力ないし,,,,
アガシのテニスプレーヤーとしての印象(四大大会に何度も優勝しているけど、特に強烈なイメージがない)にまさに重なるような本でした。
たぶんフェデラーと史上最高のプレーヤーの称号を二分する宿敵サンプラスとの対決や、ボロテリスクールで断然格下だったクーリエに先を越されたエピソードなど、掘り下げてほしいテーマが色々あるんですが。。。。
でも面白いですよ、アガシファンはぜひ!
(あまりほめてないか。。)