これまで数回にわたって宇治川の白い木の花の特集をしましたが、「なぜあの花はないの?」と思われた方もあったのでは。
その木とは、今の時期宇治川畔を白く彩る「ウツギ」。
16日に行ったときはこんな様子でした。
あ、咲き始めてる!
でもまだまだほとんど蕾ですね~
歩道にとらわれのウツギの木も、ぼちぼち咲き始めていました。
吊り橋の両側にもウツギが。・・・
(放流していないので、水が少ないですね~)
対岸。まだ、全然咲いていません。
ダムの放流を見に行った23日、ウツギはどうなっていたかと言うと・・・
うわっ、たわわという表現がぴったりなほど見事に満開!
しかも傷んでいる花は全くなく、まさに最盛期。
こんな感じで道に垂れ下がるように咲いていました。
もっと引いてみてみると、遠目に白く見える花は少し前までノイバラでしたが、今はほぼウツギ。
お分かりでしょうか。
なにげに後ろにカタツムリも写っていました。
雨が似合う花ですね~
ここらでちょっとウツギの復習。
ウツギはアジサイ科ウツギ属の落葉低木。日本全国の林縁や川の縁などに普通に生えています。
ウツギは空木で、茎が中空であることから名づけられたそうですが、まだ確認したことはありません。
花の作りをちゃんと見たことがなかったので、調べてみました。
上の写真をトリミングしたのがこちら(ピンボケですが・・)。
花弁は5枚、雄蕊は10本、雌蕊の花柱は4本見えます。
雄蕊には翼があるそうですが、この写真で天使の羽のように見える部分がそうなのでしょうか。
それと、奥のオレンジ色のリング、これは蜜腺だそうでここから沢山蜜が出ているそうです。
純白の花なのにどこか華やかなのは、黄色い蕊やオレンジのリングがあるからなんですね。
ちなみにオレンジのリングがもっと目立つのは花弁が大きく開くマルバウツギです。
京都府立植物園ではもう咲いているでしょうね・・・
さて、捕らわれのウツギがどうなっていたかと言うと・・・
満開でした~
激流の川沿いにもウツギが満開!
前の週には全部蕾だった吊り橋のたもとのウツギもこれこの通り、満開でした~
嬉しい光景に出会えて大満足です!
【撮影:2021/5/16, 5/23 宇治川】