のんびり杉林の小径を散策していると、何やら上から落ちてきた。
ん?なにこれ?? 黄色い花咲いてるやん。
・・・近づいて確認すると、な、なんとどうみてもランではないですか!
私は全くランには素人ですが、白い気根のようなものがスギの枝にくっついています。
間違いなく、着生ランで、運悪く枝が折れて下に落ちてしまったようです。
(結構風が強い日でした)
思わず、しいちゃんに電話して、これ何?って聞こうかと思いましたよ。
あ、でも圏外でした。
ビックリしすぎて心拍数アップ。
(単に上り坂だったからという説も・・・)
途中咲いていた地味~な花を見て、心を落ち着けます。
マムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属)
この茶色もそうでしょうか。
下の方に写っている赤い虫のアップ。ベニカミキリ? 虫は分かりません・・・
カンアオイも点在。
何アオイか全く見当つきませんでしたが、ひょっとしてミヤコアオイかも・・・
日本固有種だそうです。
ウマノスズクサ科カンアオイ属。
京都なので、本当にミヤコアオイだったら嬉しいな~
葉の下を見ると、花が!
花のアップです。全然撮れてないですけど・・・
そうこうしているうちに、またあった~
今度のはさっきほど大きい株ではありませんでしたが、花は綺麗です。
枝を裏返して見てみると・・・気根の様子がよく分かりますね。
家に帰ってから、スギに着くランで調べてみました。
色々あるようですが、こちら一番一般的と書かれていた「カヤラン」(ラン科カヤラン属)のようでした。
常緑樹に着生し、垂れ下がって咲くそうです。
大抵は高木にくっついているので花を見る機会はなかなかありません。
でも、スギの枝は折れやすく、地面に落ちた花を見て気づくことが多いらしいです。
地面に落ちた花は枯れてしまいますが、フウラン同様、木に縛り付けておいたら簡単に育つと書いてありました。
な、なんと・・・お持ち帰りしたらよかったかな~
でも山から持ち帰るのはたとえ折れた枝でもためらわれますね。
【撮影:2021/4/24 京都府南部】