「大江山 いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」
百人一首に収められた小式部内侍(和泉式部の娘さん)の歌ですが、私は大江山といえばまずこれを思い浮かべます。
頼光さんの酒呑童子(鬼の頭領)退治の伝説でも有名ですね。
その大江山は、一つの山ではなく、4つの山からなる連峰なんだそうです。
せっかくここまで来たので、車で行ける場所まで行ってみることにしました。
途中で見た光景。
春の山らしい光景です。
アカメガシワの芽吹き。
さらに進むと、鬼がお出迎え。
ここには鬼伝説にちなんだ「日本の鬼の交流博物館」がありますが、非常事態宣言発令中に付き休館中。
私も人のいるところには行く予定がなく、景色の良さそうな場所に向かいます。
林道をどんどん登っていくと・・・
駐車できる場所があったので、少しだけ歩いてみることにしました。
そこで見たものはなんと・・・
これは憧れのフデリンドウでしょうか!?
図鑑を見ると、一か所から複数の花が出るのはフデリンドウとありましたが、ほとんど一輪しか咲いていません。
こちらも・・・同じ場所から蕾が出てきています。
少し薄めの青紫色がとても綺麗です。
ここから4つの連峰へ行けるようです。
今回は山歩きを想定していなかったのですが、いつか歩いてみたいです。
また別の場所に移動しました。
ここからは海が見えました。宮津の海のようです。
ウリハダカエデの花が沢山。
渓流沿いには白いしゅわしゅわした花が沢山咲いていました。
またまた車を停めて見てみると・・・マルバアオダモ(モクセイ科トネリコ属)でした!
アオダモと似ていますが、葉の縁が波打っているのはマルバアオダモだそうです。
(アオダモにははっきりした鋸歯があるそうです)
これは咲き始めかな?
あちこち見ることができて大満足でした。
大江山は花の百名山のひとつでもあります。
比較的簡単に歩けるコースもあるようなので、今度はぜひ花を求める山歩きをしてみたいと思います。
【撮影:2021/5/3 福知山市大江】