なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

リンドウとの感動の出会い~大江紀行(2)

2021-05-15 05:30:59 | 植物

「大江山 いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」

百人一首に収められた小式部内侍(和泉式部の娘さん)の歌ですが、私は大江山といえばまずこれを思い浮かべます。
頼光さんの酒呑童子(鬼の頭領)退治の伝説でも有名ですね。
その大江山は、一つの山ではなく、4つの山からなる連峰なんだそうです。
せっかくここまで来たので、車で行ける場所まで行ってみることにしました。

途中で見た光景。


春の山らしい光景です。


アカメガシワの芽吹き。


さらに進むと、鬼がお出迎え。


ここには鬼伝説にちなんだ「日本の鬼の交流博物館」がありますが、非常事態宣言発令中に付き休館中。
私も人のいるところには行く予定がなく、景色の良さそうな場所に向かいます。
林道をどんどん登っていくと・・・


駐車できる場所があったので、少しだけ歩いてみることにしました。
そこで見たものはなんと・・・


これは憧れのフデリンドウでしょうか!?
図鑑を見ると、一か所から複数の花が出るのはフデリンドウとありましたが、ほとんど一輪しか咲いていません。

こちらも・・・同じ場所から蕾が出てきています。
少し薄めの青紫色がとても綺麗です。


ここから4つの連峰へ行けるようです。
今回は山歩きを想定していなかったのですが、いつか歩いてみたいです。

また別の場所に移動しました。
ここからは海が見えました。宮津の海のようです。


ウリハダカエデの花が沢山。


渓流沿いには白いしゅわしゅわした花が沢山咲いていました。


またまた車を停めて見てみると・・・マルバアオダモ(モクセイ科トネリコ属)でした!


アオダモと似ていますが、葉の縁が波打っているのはマルバアオダモだそうです。
(アオダモにははっきりした鋸歯があるそうです)

これは咲き始めかな?


あちこち見ることができて大満足でした。
大江山は花の百名山のひとつでもあります。
比較的簡単に歩けるコースもあるようなので、今度はぜひ花を求める山歩きをしてみたいと思います。

【撮影:2021/5/3  福知山市大江】

コメント (16)
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