「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」
昨日に引き続き、調子に乗って百人一首の歌でスタート。
ご存知の通りこれは小野小町が詠んだ、桜の花が散ったことと自分の容色が衰えたことをかけた有名な歌です。
(もともと衰えを嘆くほどの容色がないなつみかんには縁のない歌ですが・・・)
それはともかく、今日は文字通り、花の色が移るお花を大盤振る舞い。
しかも、全部おうちの花という(エッヘン!)
最初は、昨年近所のお花屋さんの半額セールで買ったニオイバンマツリ(ナス科バンマツリ属)。
今年も私のお庭で沢山咲いてくれました!
上の写真は一番沢山咲いたときの様子です。
見ての通り、ニオイバンマツリの特徴ともいうべき、紫から薄紫、白まで取り揃っています。
咲き始めは紫(上左)。初々しい最初の一輪が咲いたときは嬉しかったな~
そして徐々に色が薄くなり(上右、下左)、最後は白くなります(下右)。
その間、1週間もかかりません。
きっと色が変わる理由があるのでしょうけど、よく分かりません。
ジャスミンに似た強い芳香があり、咲いていたら分かるほどです。
でも、ナス科にはよくありますが、神経毒が全草に含まれるのでうっかり食べるとえらいことになりますよ。
さてさて、ニオイバンマツリの色変わりをご覧いただきましたが、じいちゃん庭に今咲いているこちらも色変わり名人!
ハコネウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)です~
咲き始めは純白ですが・・・
すぐにピンク色に変わり、さらに濃い赤紫になります。
こちらは受粉を終えた花と区別して未受粉の花に虫を集めやすくするため・・・と言われています。
咲いた順番に律儀に色が変わるので、花の塊はどれも色が混じって、ハコネウツギ独特の花姿となります。
こちらは比較的淡いピンクの一群。
濃い色が混じってきました。花束みたいで可愛いですよね。
さらにこちら、勝手にプランターに生えてきたランタナ(クマツヅラ科シチヘンゲ属)。
七変化の別名通り、咲き始めから徐々に色が変わってきます。
うちの家の花は最初は黄色。
日が経つと、ピンクに変身!
こちらの方は、虫は黄色を好むため最初は黄色で、受粉後に赤に変わることが研究されているようです。
ということは最初のニオイバンマツリもその手のしくみがあるのかもしれませんね~
最後はちょっと違う色変わり~
もう10年選手になるキンギョソウですが・・・
初めて子供ができました!
この鉢の前の溝蓋隙間に咲いた花がこちら。
光の当たり具合で少し違った色に見えますが、間違いなく親と同じ色です。
ところが、別の場所にも咲いた溝蓋隙間のキンギョソウはこれこの通り。
どう見ても色が黄色っぽいです。
これはいったいどこから来た株なのでしょうか???
同じ株の色変わりか、別の家から来たのか・・・
面白いです。
ということで、今日から3回にわたって、わたしのお庭(拡大編含む)をお届けします!
【2021/5/上旬 自宅】