なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

今年もスイカズラが咲き始めました!

2021-05-08 06:58:36 | 植物

毎年見に行っているので、宇治川に咲く花の見当は大体付きます。
スイカズラはまだちょっと早いだろうな~と思って覗き込むと、なんともう咲き始めていました!
歩道のかなり下に川面、そこからコンクリート壁を伝って、足元まで伸びてきていました。
よっこらしょっと。



スイカズラはスイカズラ科スイカズラ属。別名金銀花、忍冬、蜜花など。
咲き始めは白く、徐々に黄色くなることから、咲いている場所全体を見ると白と黄色が混在します。
それを金銀に例えて、金銀花の別名が付きました。
この写真だけでもまあまあ咲いているように見えますが、右側も全部蕾。
相当大きな群落です。


この場所で初めて見たのは3年前のGW。
それから毎年見ていますが、年々数が増えているように思えます。
こちらは手前が少し時間が経った花、奥が咲き始めですね。


雌蕊の柱頭は緑色で、大きく見るとウグイス餅みたいに見えます。
今回撮った写真は、前日の大雨でどれも少し汚れてしまっていました。
蕾が豊富にあるので、まだしばらくは楽しめそうです。

この日は昨日も書いた通りかなりの放流です。


久しぶりに滔々と流れる川を眺めます。


近くに咲いていたタニウツギ。これは植栽のようでした。
京都の北部に行ったらよく見かけたのですが、こちらでは自生の花は見かけたことがありません。


あとは新緑を楽しみます。
アカメガシワの新赤と新緑。


アキニレです。小さい木なので、葉も小さくて可愛いです。


こちら、こぶ付きのエノキの葉。
これはエノキハトガリタマフシという虫こぶ。エノキトガリタマバエの幼虫がこの中に入っているそうです。
まるで尖ったいぼが沢山ついているよう。
この虫こぶは、もうちょっとしたら下に落ちて来年の春までそのまま過ごすそうです。
蛹になり、来年の春に羽化。そして、成虫がまたエノキの葉に卵を産んで・・・
なるほど~


そうこうするうちに塔の島に到着。
向こうの方に観流橋が見えています。周りの木も新緑の綺麗な緑ですね。


朝霧橋を渡った向こう側も新緑の山。上の方が少し黄土色になっているのは何でしょう?



この後、ちょっと寄り道してから、観流橋を渡りました。
(黄土色の山の木と、寄り道の様子は続きで!)


観流橋のたもとにあるイチョウも鮮やかな新緑に・・・
見上げてみました。


あとはテクテク歩いて駐車場所に戻りました。
前にはまだ芽が出ていなかったアキニレはこんなに緑萌え・・


隣のセンダンは今にも咲きそうな蕾が・・・
季節の続きが待ち遠しいです。



【撮影:2021/5/1  宇治川】

 

コメント (14)
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