今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

その後のみう ~大勃発後話~

2017年10月25日 | (故)みう(おかあさん)
今日の天気予報によると東京地方では15日連続の雨で、この時期では127年ぶりとのことだとか。そして今週末もまた台風で荒れそうだと。

園芸の業界にいると、近年の気象異常は目を覆うばかりです。今年のように猛暑が終わるとすぐに冬の気温になって、天気も荒れる。春秋の園芸シーズンがなくなったのだから花苗の出荷量も激減。業界ではぼやきばかりで、実際に見切りをつけて転業する花苗農家さんもでてきたし、お世話になっているお店も何らかの転換を迫られているようです。

その影響は世の中にも影を落としているはずだ。園芸療法に代表される癒し効果が減少し、いやそれ以上に、天候不順は人心を乱すと言われます。常軌を逸した衝動的な凶悪事件が多くなった昨今の世相は、この荒天続きと無関係と言えるでしょうか。

あっ、これは他のブログで書くべき内容でした。自分は本ブログを含めて3つのブログを書いてまして、なかなかこちらに筆が回りません。そうこうしているうちに、あの大勃発のことを書いてからもう1週間が経ってしまいました。

再び部屋から出て来なくなったみう。
あの事件(大勃発)以来、みうは初めの頃のように自分の部屋から出て来れなくなりました。ニャーの影に怯えるばかりで、事件で受けた心の傷は思いのほか大きかったようです。一方額と頭の傷痕は残りそうですが、目立つ鼻の傷は何とか治りそうなのでひと安心。

               
         あおり止めで固定された扉の内側から様子を伺うみう

               
          (ニャーが外にいるとき)扉を開けても出て来ません

               
          ニャーがどこにいるのかわからないので不安なんです

「何だか不憫でかわいそう」
妻が呟きます。学生生活を始めるまで農村で中外飼いの自由なニャンコたちと暮らしてきた妻は、とにかく"制約を受けない生活"が身上なんです。確かに家に迎える前のみうは食事、寝床、トイレ付で、車の少ない安全な地域、しかも周辺住民の人たちに認知されているという、ノラとしてはこれ以上はない生活でした。

だから妻は、みうを家に入れるときに反対した。このまま外で世話してあげればいいじゃないと。はじめは自分にもそんな迷いがありました。でもシャッポの失踪と、その後の強い後悔を経験して変わった。みうにもっと確実な安心安全を提供したいと思ったのです。ただ、ニャーとここまでこじれるとは思ってもいなかった。

みうはニャーばかりでなく自分に対しても怯えた行動になり、本当に振り出しに戻った感じです。ただあれから1週間経って、相変わらず自分から逃げるけどつかまえればゴロゴロ言うようになり、最近では膝の上にも乗ってくるようになった。

               
     リード(とフック)をつけたニャーならリビングに連れてきても大丈夫に

               
             家に迎えたばかりの頃と同じ状況です

安心安全安定を理解できないニャンコにとって、家で保護されて暮すことのメリットって何だろう。自分は、びくびく警戒することなくのんびりしたり甘えたりできることじゃないかと思うのです。それがあるから、多少の不自由は我慢しろと言える。だから家に入れたみうに幸せを感じてもらうには、気兼ねなく甘えたりのんびりしてもらうのが一番だ。

みうはもちろん、そんな事情は何も知らない。与えられた情況の中で毎日を精一杯生きているだけだ。不幸だとか幸せだとかそんなことも言いません。だからみう幸せにするのは、自由な生活を奪った保護者の義務だと思っています。

一方ではもちろんのこと、ニャーに我慢も負担もかけられません。ああ、保護者の悩みと試行錯誤はまだまだ続きます。

               
        お互いに共同生活の相手としての認識は持っているようだ

               
          みうを1階に連れてくると気になって仕方のないニャー


コメント
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