「登場ニャンコたち」リストの分類に新たな項目を加えました。
もう1年以上も会ってないカブキとミセミケのためです。一時は専用カテゴリーまで作ったけど結局一見さん扱いに戻していた。専用カテゴリーがないと行方不明扱いにならず、リストから抹消となるのはちょっと寂しい。お近付き度合いは低くても期間的には長かった2匹です。そこで「一見さん・過去」という項目を作って、この2匹をそちらに移動しました。
カブキ ミセミケ
今もお付き合いの長いノラがいます。昨年からお付き合いしている新顔ちゃん(家裏)とミケチビ(店)です。警戒心が強くお近付き度合いは低いけど、新顔ちゃんは今年になって皆勤賞でやって来たし、ミケチビは店を拠点として生活するほどだった。少しづつながらも確実に近付きつつあったこの2匹、本来なら今頃は専用カテゴリーができていたかもしれない。
ところが、この2匹の立場が危うくなる変化が。今年の2月に現れた顔白(家裏)とテンチビ(店)は保護者へのアプローチが積極的で、ご飯時以外でも何かと近くにいる。おかげで遠慮勝ちな(警戒心の強い)新顔ちゃんとミケチビは以前のように気軽に来れなくなった。それどころか最近になって、とうとう顔すら見せなくなってしまったのです。
そこで出たオジンの判官贔屓。「無理に決まってる」と冷ややかな猫通のオバンを横目に、何とか平等に扱おうと画策したけどやっぱり無理でした。もともと仲良く食べていたのが発情期になって追い回しただけ。片や元に戻っても、追われた方はそうはいかないらしい。
顔白 テンチビ
ノラの社会は言わば"半野生"で"半人為的"な社会。完全な野生であれば弱肉強食ではあるけど強い者にも弱い者にもそれなりの生き方がある。神様は誰にも平等だし、それでバランスが取れている。しかしノラの世界では人間社会への対応能力、つまり人間とうまく付き合えるかどうかという、本来なら必要のない能力がバロメーターになって、彼らの生活や運命を左右してしまうのです。
お友達になって円満にお迎えするのが信条の保護活動。自分のトシを考えればそれが身の丈に合っていると考えるけど、悠長で時間がかかるし相手の同意を得られるとは限らない。猫同士の強弱や対人間適応力の差で、不本意ながら去らねばならないノラもいるだろう。思い出多い新顔ちゃんやミケチビがそうならないことを願うけど、正直言って先行きは悲観的だ。もちろん順調にお近付き度を増している顔白やテンチビが悪いわけじゃない。
ニャーを家に迎えた後で僚友シャッポが消息を絶ったように、リン一家を迎えたときにソトチビが姿を消したように、ハッピーな話の陰で残念なお別れをしたニャンコたちのことを忘れてはならないと思うのです。ご縁はなくても、どこかで幸せになることを願いつつ。
新顔 ミケチビ
注)新顔ちゃんとミケチビは名前でブログ内検索すれば関連記事がたくさん出てきます。ただしついで書きの記事ばかりなので、近々2匹の特集記事を書いて、検索一番目記事でわかるようにする予定です