倒れてから11日目、みうは依然として一進一退を続けています。
かつての3匹組や最近のテンちゃん然り、わが家はニャンコの介護には慣れている。とにかく本人(猫)の意志を尊重しつつ、不都合がないように気を遣っています。今のところトイレや水飲みは保護者が(移動の)補助してます。まあ、動けないわけじゃないので何日も放っておけば自分で行くかもしれませんが。食欲は通常と変わらないのでその点は楽だ。
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1日の大半をこんな感じで寝て過ごしてます
ところで今回みうが患った前庭疾患について、前回記事では自分の無知不勉強のせいで間違った記述をしてしまいました。気付いたきっかけは先週金曜日の再診の際に、麻痺ではなく平衡感覚がおかしくなったように見える、つまり三半規管がおかしいのではと先生に訊ねたことでした。すると「そうなんです」と先生。それで自分の無知を悟り、先生の助けも借りて徹底的に勉強しました。冷静な行動と判断が不可欠な介護。それには何よりもまず、みうが闘っている相手(前庭疾患)をよく知ることから始めなければ・・。
前庭は内耳にあり、内耳と言えば前庭のことと考えてよさそうだ。三半規管はその前庭を構成する一部です。外耳炎が中耳炎、内耳炎(=前庭疾患)と進行することが多いが感染症に起因する内耳炎も多いと言う。みうの病気は手足の麻痺ではなく平衡感覚の喪失でした。炎症から起こる前庭障害は原因の炎症が治まっても数週間(2~6週間程度)続き、その後徐々に回復すると言う。そう、みうの病は長期戦覚悟の病でした。
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一度倒れるとそのまま動かなくなることも
前回、みうが倒れる前からよく首を傾げていたと書きました。それって結構かわいらしく見えるんだけど、実は耳ダニに起因する中耳炎の段階だったようです。放っておいたら内耳炎まで進行して前庭障害が起きた、というのが先生の見立て。金曜日の再診で「眼振が治っている」と先生が言っていた。目の揺れは気づかなかったが、先生はちゃんと診ていたのだ。初期に眼振が生じるのも前庭疾患の特徴らしい。もっとひどい場合は食欲不振や吐き気も続くそうだ。みうの場合はそこまでは見られなかった。
また、要注意点として空中に抱え上げるとパニックになったり、暗い所や寝起きの時に症状が悪化する傾向があるらしい。実際、みうを見ていると寝起きの時に特に良くない。午後に起きているときは活動性もだいぶ戻ってよろめきも少ないが、朝の寝起き時は斜めに横たわるだけ、姿勢は変えられても移動はできない。これが冒頭に書いた"一進一退"に見える所以のようです。移動を補助するときは高く持ち上げないように気をつけています。
しかし11日経って、自分の欲目かも知れないがみうの症状は少しづつ回復に向かっているように見える。そして、しっかり勉強したことで自分の焦りもなくなりました。当面の目標は自力でトイレや水飲みに行けるようになること。トイレに関しては、今回付き添ってみうのトイレ回数が如何に少ないかよくわかりました。大は3,4日に1回。小は2日に1回程度です。もともと極端に小食なみうのトイレ回数が少ないことはわかっていました。でもこれが、みうにとっては通常の生活なのです。
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調子のいいときは立ち座りで外を眺めたり
みうを安全な場所(例えばケージの中)に隔離したり、トイレや飲水を近くに置くということは余程問題が生じない限り考えません。みうには今までと同じ環境の中で、頑張って回復してもらいたい。他の猫たちとの共同生活もそのままです。警戒心の強いみうにとっては負担かもしれないが、刺激が何もないよりはと思うのは保護者の身勝手か。でもすごいですね、他の猫たちの全員が、みうに気を遣っているのがよくわかります。
みうの病気は長丁場。
保護者や他の猫たちの理解と協力を得て、全快目指して最後まで頑張ってくれることを願うばかりです。
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早くこんな生活が戻るといいね
(倒れる前、キーと)