今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

みうの容態が急変しました

2019年07月20日 | (故)みう(おかあさん)
今回はニャーの巻を急遽変更して、みう闘病関係の連投続編です。
前回の記事を書いた翌日の木曜日、2日前のことです。朝起きたときにはもう様子がおかしかった。動かないし朦朧としている。目をみると眼球が規則正しく揺れていた。眼振の再発でした。

その前日、前回記事を書いたときは確かに少しづつ回復しているように見えた。リビングに設けた水飲み場は4mほど離れているけど、おぼつかない足取りでも自分で向かった。和室(保護部屋)にある最寄のトイレまでは廊下を通って8mほどあるけど、用をたした後は何とか自力で戻った。キッチンでご飯の用意をしていれば途中まで出てきて、「自分も」と自己主張するほど意識も戻っていた。

前回記事を書いた日、水を飲みに行くみう

立ち座りで外を眺める余裕もあった

しかし眼振が再発した。振り出しに戻ってしまったのだ。ちなみに、眼振についても勉強したので少し書いておきます。前庭には末梢前庭と中枢前庭があって、前者は内耳にあり後者は脳幹や小脳の一部です。みうの場合は耳ダニに起因する炎症が内耳にまで進展したことが原因、つまり末梢性前庭疾患と診断されたけど、精査したわけではないので中枢性つまり脳の異常である可能性が否定できなかった。これを推定する材料のひとつに眼振のときの眼球の揺れ方があるのです。一般に横に揺れる眼振(水平眼振)は抹消性前庭障害、横揺れに縦揺れや回転が混ざる場合は中枢性前庭障害と言われている。中枢性となればもちろん事は重大ですが、みうの場合は横揺れでした。

とは言っても、みうの症状はとても楽観できるものではなかった。手足がまともに動かない。左足首はあらぬ方向を向いているし、左手は肉球が上を向いて甲が着地している。前庭疾患では平衡感覚や運動機能が喪失します。でもみうの症状は、脳障害に起因する心身の麻痺としか見えない。その一抹の不安が拭えないのです。

食べ物は一切拒否となったみう

昨日は先生に診てもらいました。耳の炎症はすっかり完治してステロイドの服用は打ち止めとなった。いろいろ副作用が取り沙汰されるこの薬の服用が終わって不安材料がひとつ消えました。でも眼振の再発と容態の悪化の原因はわからずじまい。体重は3.7kgと少し減った。とりあえず輸液と、抗生物質を処方されたが先生にお願いして船酔いの薬をもらってきました。

トイレの中でも動けず、この姿勢で用をたします

その後はこう着状態が今なお続いています。みうは移動できないので水飲みやトイレにも介助が必要で、さらに強制給餌と完全介護状態です。ただ寝ながら態勢をよく変えるので褥瘡(じょくそう・床ずれ)の心配はなさそうだ。経口投薬や強制給餌は意識の薄いときは避けて誤嚥に気をつけています。

今はとにかくみうの不安を出来る限り緩和して、全快目指して一緒に闘うしかない。
もちろん、絶対に諦めません。

みうよ、焦る必要はない、ゆっくり確実に治していこうな

コメント
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