今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ハナたちがいた風景 (郷愁partⅡ)

2019年05月25日 | (故)ハナ
原風景
とっても素敵な響きのある言葉
こんな言葉があるから、日本人って最高だ
そのイメージは・・・
実在する故郷か 心の故郷か
原初の風景? あるいは懐かしい風景?
風景なの? それとも光景?
人それぞれです

英語で言うと
Original scenery(原初の風景)
でも自分にとっては
Nostalgic scene(懐かしい光景) かな

この世にお別れするとき
必ず見つめているであろう、そして
あっちの世界に持っていきたい
甘くて、暖かくて、涙が出そうな
2度と戻って来ることのない光景

成人した人間の原風景は
幼少の頃の思い出なんだろうな
自分にとっては
井の頭公園や神田川でわんぱく仲間と泳いだ光景
半世紀以上も前の当時は、それほど水が澄んでいた

家の前の道路も砂利道で、バスも走っていなかった
あれから世の中は大きく変わって
ずいぶん便利になったけど、住み辛くもなった

ちょっと待て、そうじゃない
自分にとっての原風景は、そんな思い出なんかじゃない
今の家に越してきて
出張で殆ど家にはいなかったけど
ある休日の昼下がり
妻がいて、3人の子供がいて
そしてワンコ1匹とニャンコ3匹のいた
あの光景


ハナとテツと次女(日付は'98.5.24)

その中心にいたのが、ハナだった
文太(ワンコ)の遊び相手を務め
後からやって来たテツやくもを育て上げた
小柄だけど
誇り高い、やさしさの原点のような猫でした


ブログ初登場の文太とハナ

ハナは近所でいじめられていた子猫
小学生の息子が、勇気を奮って助け出し
わが家に連れ帰ったのがご縁の始まり
それから22年間
子供たちの成長と旅立ちを
そしてわが家の歴史そのものを見守った


家に来た当時のハナ(齢推定4ヶ月ほど)

おかげさまで
いまだに自分には仕事があるし
猫たちのお世話もあるし
毎日が結構忙しい
でもふとしたときに
あの時代に想いを馳せる自分がいる
どんなにたくさんの猫たちと付き合っても
あの時代の日々は別格なんです


お見送りするハナとテツ(脳梗塞から復活した頃)

限りなく深いやさしさに包まれた
ハナたちがいたセピア色の光景
かけがえのない宝物です


3匹食事風景(左からくも、ハナ、テツ)
 ※ハナ、脳梗塞から復活途上


※「テツとの対話 郷愁partⅢ」へと続きます

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