今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

たくましく生きる ~ダイフク~

2017年02月19日 | ダイフク
久々にダイフクの登場です。
今年になってからは1週間に1度、最近では10日に1度くらいの頻度で店に顔を見せているようです。時間帯は決まって閉店少し前の18時から18時半。最近は人手不足でスタッフも忙しいので、気づかれないと事務所の前に来て少し声を出すようになりました。でも、食べる場所はいつもアドミ事務所とSC建物の間、通称「ダイフク通り」です。おかわりの時はその場でねばり、食べ終わると裏手からさっさと退散。

      
    久々に会ったダイフクは通称「ダイフク通り」で食事

      
      昨日はおかわりをした後、悠然と消えました

思えば一昨年の秋から始まった店ニャンコの歴史で、今も残っているのはダイフクだけ。ポン、ニャー、チビ、シャッポ・・消長激しい彼らの生活にあっては抜群の安定感です。昨年の秋頃はすっかりヒールキャラで、仲良し3匹の敵とばかりに店を追い払われたダイフク。実際にチビやシャッポの事件に関与したのかは不明だけど、彼は学習したのです。店の人たちの逆鱗に触れてはならないと。そしてしたたかに残り、今ではK君をはじめダイフクのファンもできました。

おそらく彼は頭のいいノラニャンコなのだと思います。チビやシャッポのときにあれほど危惧していた隣接バス通りの危険も、何故かダイフクだと気にならない。まあ、年齢が少し上のようなので(4、5才?)、場慣れしているのかもしれませんが。

      
        たまに事務所前のBYで食事(K君撮影)

店に顔を出す周期からして、ダイフクが他にも餌場を確保していることは間違いない。主たる餌場で食べられない日とか、こちらの状況を確認するためにたまに巡回して来るようです。ある意味ではラッキーなノラと言えるかもしれないが、本人(猫)も相当努力しているのでしょう。人間とどう付き合うか、人間社会で暮すノラにとってはそれが文字通りの命題、命をかけた大問題なのです。

ノラに生まれれば、1才まで生きる確率は野生動物より低い10%台。生き残ったとしてもその平均寿命は残り2,3年です。 真冬の夜空の下で暖房もなく、怪我や病気をしても薬もない。車や悪い人間の怖さも誰も教えてはくれません。でも、何より問題なのは毎日の食べ物でしょう。

コンクリートやアスファルトで整備された人間の社会空間では、本来の野生生活のように獲物が豊富なわけではない。食べ物を人間にすがって生きていかざるを得ないのです。だから、やさしい人間を見つけ出す能力と運がノラたちには不可欠なのだ。

人間の身近にいる"野生動物"、ノラニャンコ。
彼らには学ぶことも多い。何より彼らには「悪意」というものがない。自分が生きていくための最低限を除いて、殺傷をとことん嫌う平和主義者です。ノラにやさしい社会を作ることができたら、人間同士の争いもなくなるかもしれません。

      
      姿勢のいいダイフクは歩行姿が美しい      
  (夜なのでなかなか写真に納められないのが残念です)



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