年末はサクラの記事が集中したので、まずは他の子たちにも出番を回しました。
ひと回りするのにひと月以上も要してしまい、ようやくサクラの番が回ってきた。
サクラは元気です。いつもながらの"便りのないのは良い便り"。
実は17日のハチの記事に、尻尾がピンと上に伸びて元気そうなサクラが出てました。
今回はサクラの見事な復活劇を報告します。
昨年の夏、お腹が膨らみ始める前のサクラ
年末(先月)に3回通院したが、山場は17日の緊急通院だった。
サクラはじっとしたままで何も口にせず、正直言ってこれはもうダメかと覚悟した。
先生の指示でステロイドを大幅に増量、カロリーエースを舐めたのでやりまくった。
同時に強心剤、抗生物質、風邪薬(点眼薬)を投与し続けた。
それが功を奏したのかサクラは自分で食べ、動けるようになったのです。
しかし年末最後に通院した時は腹水も胸水も再び溜まってきていた。
(ここまでが前回記事「病名確定」の内容でした。)
サクラは少し元気になったものの、困ったこともあった。
ひとつには逃げ回るようになって点眼がなかなかできない。
食べなくなった要因の一つに鼻詰まりも考えられたので風邪は早く治したい。
もう一つは、大変な下痢になってしまったこと。コタツの中外、歩きながらも垂れ流し。
点眼のために追い回すと、下痢やら刹那糞やら刹那ションでこっちまで粗相まみれ。
しかもサクラの心臓がバグバグになるので、点眼を諦めざるを得なかった。
だがその頃には鼻詰まりも解消し、カロリーの高いカリカリを食べるようになったので、カロリーエースは徐々に減らして年内には打ち切り、ようやく下痢が収まった。
年末はコタツの中で臥せったままだった
次の通院日は1月4日、新年いの一番で予約してある。
とにかくそれまで呼吸困難など緊急事態を起こさないことを祈るしかなかった。
お腹は相変わらず膨らんで、ついにはそれまでになく膨らんできていた。
果たして問題の胸水はどうか。
もうひとつの気掛かりが貧血です。
先生が輸血しないとまずいと言うほど赤血球数が少なかったけど、輸血は断念した。
と言うことはサクラが食べて自分で血を造るしかない。
とにかく総合栄養食を食べさせる。何も起こらないことを祈りながら。
一方のサクラはさらに元気が回復。お腹は膨れたままだが年明け頃にはコタツから出てトイレ近くまで行って用を足すようになり、保護者の労苦はぐっと軽減した。
コタツに敷き詰めていた吸水シートも外し、同居するリン一家も一安心。
動きは活発になってもお腹の膨らみは・・
サクラは無事に年を越して受診日を迎えました。
暮れは動けなかったのでそのままだったけど、今度はネットに入れての通院。
検査の結果、腹水はまた増えていたので抜いてもらった。胸水はなくなっていた。
問題の赤血球数はだいぶ回復し、まだ標準よりは低いものの危機は脱したと。
風邪が治って、鼻はきれいになっていた。
元気回復を裏付けるように、腹水を除いていろいろな数値が改善したのでした。
何が良かったのか。3つのことが考えられた。
・ステロイドを一時増量し、カロリーエースでつないで食欲を回復させた。
(これが造血につながったと先生。)
・点眼をこまめに実施して風邪を治した。
(嗅覚が復活したことでこれも食欲改善につながった。)
・年末に新しく加えた強心剤が効果あった。
先生はいずれも大事なことだったと言ったけど自分には、効果のある強心剤が見つかったとすればそれが何より嬉しく安心できることだった。
活発になって警戒心や慎重さも復活したサクラ
(コタツになかなか入れない)
先生と相談し、新しく追加した強心剤(ビモベハート)に絞って1.5倍に増やすこととした。
脱水状態のサクラに利尿剤を投与するという最悪事態は避けることができた。
その後のサクラはお腹の張りが徐々にしぼんで、見かけも生活ぶりも普通の猫と変わらないほどにまで回復。中旬の通院では体重も元に戻っていた。
現在サクラは相変わらずリン一家とコタツに同居、しかし行動範囲は随分広がりました。
2階にも自由自在、出窓や押入れにも上がり放題。
コタツの中にいるときは積極的に食べに来るので給餌や投薬は楽。
素早く逃げ回るようになって、保護者としてはコタツに追い込むのに苦労するけど。
先生は、ここまでサクラが回復したのは保護者の努力の賜物だと言ってくれた。
でも自分はまず先生に感謝したいし、何よりサクラ自身の努力が大きい。
年の瀬に食欲が回復したけど、サクラにとっては簡単なことではなかった。
ステロイドを当初の量に戻した時は口の中が痛い痛い、ひと口食べる毎にのけぞって口を手で掻きむしりながら痛がったけど、それでも気を取り直して食べ続けたのです。
普通の猫ならとてもじゃないけどあんな状態では食べれないだろう。
薬を増減しながら、2年間も口内の痛みと付き合ってきたサクラならではの業でした。
ちなみに、今回の一連の検査でステロイドの副作用は認められなかった。
今の状態は、サクラが自分自身で(病気から)勝ち取ったと言っても過言ではないのです。
近々サクラの精密検査を予定してます。(またの大出費はトホホだけど。)
念のための検査で、好結果を期待してます。
今のサクラの悩みは・・他猫が邪魔で日光浴ができない?
(コタツの奥にて、写真手前左がサクラ)
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