今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ニャーの距離感

2020年09月18日 | ニャー
先週はまだ触れないココの確保に失敗して手術が延期になった。
その時以来のココの人間不信が尾を引いて今週も延期に。
頼ろうとしていた保護者の裏切りは、それほど大きなショックだった。

以前に、ネコたちの保護者ロスは保護者の愛猫ロス以上に深刻だと書いた。
なぜならネコ族は自分を誤魔化すことを知らないし、
物事をまっすぐにそのまま受け止めるしかできないからです。
そう、ものすごくピュア(純情)な人間がいるとすればそんな感じ。
ピュアな気持ちは脆くもある。ネコ族がストレスに弱い所以だ。

今日の出番はニャー:「おーい、早くお風呂に入ろうよ」

自分は、ニャーにしてしまったあの仕打ちを忘れることができない。
あれだけしっかりした信頼の絆を築いていたのに、
1年半もの間、同居仲間を襲うからと叱りつけ追い回し、体罰まで与えた。
ニャーにとっては精神的な痛みの方が余程大きかったに違いない。
ストレスから重篤な病気になり、2ヵ月の悶絶闘病の末九死に一生を得た。

その後のニャーは、自分の愚かさに気付いた保護者にそっと寄り添ってくれた。
はじめは恐る恐る、次には遠慮がちに、そしてかつてと同じように。
ニャーは、この愚かな保護者までも救ってくれたのでした。


オジンがテレビ脇のPCに向かうと、テレビの裏に陣取る

あれから半年。
ニャーとの関係は新たな時代を迎えたようだ。
「先回りのニャー」で書いたように、いつも自分の傍にいたニャー。
そんなニャーに変化の兆しが現れた。
自分(オジン)から独立して過ごす時間が徐々に増えてきたのです。


PCに向かうオジンを見つめるニャー

保護者の傍にいることは多いけど、それはニャーにとって最優先ではなくなった。
自分の時間、自分の好きなことを大事にし始めたニャー。
誰にも邪魔されず寝れる場所はたくさんあるし、
ちび太やポニーと追いかけっこ、リンやクウを睨んでも手は出さない。
ただ、夜寝るときはオジンの横と決めているようです。
それがニャーの、保護者や他のネコたちとの距離感なんだ。

と思ったら眠ってた

ニャーは、本来の自然体の暮らしを取り戻しつつあるようだ。
同時にかつての穏やかさが戻ってきた。
"前科"のある身分で偉そうなことは言えないけど、
保護者との揺るぎない相互信頼と絶対的な安心感が、ニャーに本来の自分を取り戻させるんだと痛感する次第です。


伸び伸びと暮らすニャーを見守るのが無上の癒し

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興味津々

2020年09月16日 | モドキ
ココの手術、また延期になりました。
先週の捕り物騒動以来、人への警戒心が続いています。
まあ慌てず騒がずココが心を開くのを待とうかと。

ということで、今日はココレオと言えば忘れてならない存在、
2匹の敵役でありライバルであり、共同生活者でもあるモドキの出番です。


夜の店内でくつろぐモドキ

店内が静まり返った夜になるとやって来て、
昔を懐かしむように独りくつろぐ。
そう、モドキはレオとココの大先輩。

自分(オジン)の前でゴロンゴロンの誘い水

過去に何度か店の子になろうとしたのにタイミングが合わず、
ちょっとだけ勇気も足りなかった。
そんなこんなで今もノラ生活を続けているモドキ。
でも、この店では特待生の扱いです。


まだ明りが洩れる観葉室をのぞき込む

最近は営業時間内にも時折やって来る。
昼間来ても、奥まった事務所の脇で過ごすのでレオたちとは会いません。
物静かで穏やかなノラになりました。

お付き合いを初めて3年半、そろそろ4才半ばになるモドキ。
自分(オジン)にはだいぶ馴れて多少なら触ることもできます。
もしかしたらココより先に手術かな。

何だか羨ましそうな顔?

最近のモドキはレオたちのいる屋内に興味津々。
なんだか、仲間に加わって一緒に入りたそう。
傍から見ているとそんな風に見えちゃうモドキです。

追伸)
モドキの影のような存在だった隠れ新ネコ。
ついに姿を確認しました。
その話はまた後日。


今度はレジの外台から覗き込んで・・

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すずめ

2020年09月11日 | レオ(テンチビ)とココ
レオとココの3連チャンです。
ココ確保に失敗した一昨日は、ココだけでなくレオまでが普通じゃなかった。
キーパー上の奥の箱から出てこなかったココ。夜遅く戻っても隅でうずくまったままのレオ。
でも一晩過ごして落ち着いたのか、昨日の朝はだいぶ様子が戻ったとの連絡が。
ご飯もしっかり食べた。
が、ココの人に対する警戒心が尋常じゃなかったらしい。
昨日は2匹とも外に出さず、観葉室とレジ室で過ごしてもらいました。

観葉室棚下のレオとココ(レオはココの前で寝ています)

今朝はほとんどいつもと変わらない様子だった。
2匹とも、特にココがちょっとストレスフルに見えたので朝食後に開放した。
さっそく向かいのカーセンターに行って、車に入ったりお邪魔虫。
しかし今日は断続的な雷雨土砂降りのおかげで、結局観葉室に戻って過ごした。
夕方は早めにネコ用小窓を閉め、雨上がり夕涼みのお楽しみを諦めてもらった。
明日から通常生活だけど、明日は朝から夜まで雨予報。
猫たちがストレスから解放されるのはもう少し先になりそう。
一方保護者は、来週に延期された手術の日が早くもストレスに。

朝はさっそく向かいのカーセンターに行って・・
(レオは写真右下の道路上、ココは車の中)

さて、今日はもうひとつの話。
ココはよく虫を捕ってきます。
でも家猫や人にご飯をもらっている猫は、捕えても食べることはまずない。
遊んでいる(=狩りの練習)だけで、食べ物だとは思ってないようだ。

店の周りにはスズメもたくさんいるので、レオココは遊び相手にこと欠かない。
かつてニャーが捕ってきた子スズメ、親スズメの元に返そうと取り計らったが親が諦めてしまい、結局生還できなかった。
レオが捕ってきたスズメは、レオと奪い合いしている間に自力で逃げた。
ココが捕ってきた子スズメは既に息絶えていて、手厚く葬ったそうだ。
先週、レオが再び捕ってきたスズメはまだ息があった。

でも、手の中で目をつむったまま動かない。
何とかならないかと、レオの届かない高鉢の茂みを湿らせてそっと置いてみた。


この茂みの中です

しばらくして元気を回復したスズメが活発になり、やがて飛び去っていったのです。
うれしかったなあ。
猫たちには悪いが、お世話されている以上は無用な殺傷は控えてもらいたい。
なんて言ってもわかるわけないか・・。


元気に飛び立ったスズメくんでした。

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ココの手術延期・レオにも異変

2020年09月09日 | レオ(テンチビ)とココ
ココの去勢手術が延期になりました。
今朝、確保に失敗。
こっちはどうやろうかと思案して昨夜は眠れないほどだったのに、
簡単に考えた妻がひょいとタオルを被せて捕まえようとして逃げられた。
その初動の失敗が全てでした。

ギフト室のココ:写真は今日のではなく以前のものです

どうしたんだと身構え、怯えた目で逃げ回るココ。
荒らされていく生花ギフト室(レジ室)。
その異変に、隣の観葉室で鳴き喚くレオ。
15分ほど捕り物騒動を続けて諦め、1時間休んでから
また10分ほど試みたけど、とても無理だと判断しました。


屋根に上ったレオを見上げるココ

病院にお詫びを入れて1週間延期に。
それでもココは、今日は終日レジ室に閉じ込めて静養。
気が動転したまま外に出せば、どんな行動に出るかわからない。
もっとも1日中奥隅の箱の中で固まっていたので、余計な心配だったかも。

一方、その後解放したレオがいつの間にかいなくなった。
そしていつもは必ず戻って来る夕方17時半頃になっても、
閉店時刻の18時半を過ぎても戻らない。

手の空いたスタッフで大捜索すること40分。
店内にある小屋の床下の隅にうずくまるレオを発見。
闇の中で目だけが光っている。
明らかに様子がおかしかった。

観葉室のレオ(今日のではなく先日の写真です)

いつもなら保護者の声を聞いたりご飯を見ればすぐに寄って来るレオ。
それがどうにもじっとして動かない。
ちょっと追いやって促そうかと思ったけど止めました。
何だか観葉室に戻りたくないような感じだったのです。
だとすれば、追いやればどこに行くかわからない。

結局自分だけ残って、レオが自分の意志で戻るのを待つことにした。
ところがさらに待つこと1時間、レオは動かない。
SCが閉まる前にカップ麺とパンを買って長期戦に備えた。
と、レオが消えた。

レオが消えたのは夜の主役、モドキがやって来たからでした。
これはまずい、観葉室の小窓(レオココ通用口)を開放できない。
しかしモドキは、ご飯を食べるといつになくそそくさとSCの奥へと消えた。
そしてレオを探すこと30分。
観葉室の片隅にうずくまるレオを見つけたのでした。

本日夜、ようやく観葉室に戻ったレオ

いやあ、大変な1日になってしまった。
今日はココもレオも、朝から何も口にしようとしなかった。
信頼していた保護者の仕打ちがそれほど大きなショックだったのだ。
そのデリケートさが、人間の比ではないことを思い知った。

レオよココよ、ごめんな。
怖い思いをさせたり不安にさせたり。
事情があったとはいえ、これじゃあいじめと同じだもんな。

大切なのはこれからだ。
1週間後は同じ轍は踏めないし、
明日まだ尾を引いていたらどうしよう。
とにもかくにも、彼らの信頼を早く取り戻さないと。


レオとココ、早くいつもの調子に戻ってほしい

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店猫暮らし

2020年09月08日 | レオ(テンチビ)とココ
お店では
いつもと変わらない時間が流れている
何気ない日常、さりげない日常
でも、1日1日が特別な日々


観葉室で避暑中のレオとココ

猫って不思議だな
レオとココが来てから
何の変哲もなく積み重ねていく日常が
とても大切に思えてきた

店頭歩道で夕涼み

本当の平和は
無意識の中にあるんだな
彼らと暮らしていると、それがよくわかる

さて、向こう側(カーセンター)に渡ろうか

毎日、癒されたり気配りしたり
守ってあげたり不安になったり
その連続が
さりげない日常になっていく

裏駐車場でSCの歩行者出入口付近を見やるレオ

朝、ご飯をあげて解放する
思い思いの場所ですごす2匹は
いつも一緒
最近は少しづつ行動範囲を広げてきた

実はそこには、ココがいました(写真中央左下)

裏駐車場や向いのカーセンターなら
誰にも邪魔されないことを覚えたようだ
彼らの居場所が確認できないと不安になる
でも暑過ぎるときは戻ってきて
(エアコンの)涼をとる

夜の観葉室からレジ室(生花・ギフト室)を見る
(写真右のトイレは店長の許可を得て昼夜常設)

そして夕食の時刻になれば必ず戻り
食べた後は仲良くお泊り
この繰り返しに
人も猫も慣れてきた

夜のレオ(台の上)とココ(観葉室へのドア付近)

レオとココ
押しも押されぬ看板猫になりました

そのココには
去勢手術という大きなイベントが
1日後に迫ってきた
まだ触れもしないココだけど
無事にクリアしてほしいと願うばかり


ココ、明日は頑張ろうな

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