と言っても新型コロナの話じゃなくて、猫エイズのことです。
この病気の恐いところは、保護者の過剰な反応と行動なのかもしれません。
先日、ちび太のエイズ検査をしました。
ちび太は店時代にテンちゃんを相手に狩りの練習して育った。
わが家に来てからは最近シロキとも仲よくなって、よく舐め合っています。
何かとエイズキャリア猫と関わりのあるちび太。
検査の結果は、陰性でした。
ちび太(手前)とシロキは同部屋(オジン部屋)のよしみで大の仲良しに
そう、猫エイズはそんなに簡単にはうつらない。
猫エイズウィルスの感染力は弱く、血液や体液が混ざらなければ大丈夫だそうだ。
シロキは現在わが家で唯一のエイズキャリア。
でも他の猫たちと分け隔てない生活を送っています。
ただひとつだけ、気を遣うのは他の猫と食べ物を共有しないこと。
そして飲み水は頻繁に換える。
食事はみなと一緒のシロキ(右から2番目)
本来なら食べ物や水は共有しても大丈夫なんです。
ただ、もし双方の口の中に傷があった場合はうつらないとも限らない。
だから念のための予防処置です。
然るに、巷には猫エイズキャリアと言えば隔離すべしと主張するノウハウ記事が溢れている。
"隔離"とは、ケージの中で暮らさせるのか一部屋を専用にするのか。
当家でも初めてのエイズキャリア猫ハリー(旧灰白くん)を隔離したときは、ハリーにとっても他の猫にとっても保護者にとっても大変なストレスだった。
結局1週間足らずで止めました。
「隔離生活なんて考えられないよ」
簡単に「隔離」と言うが、それが如何に非人間的(非猫的?)なことか。
この病気の恐さに憑りつかれて、本来の「幸せにする」という目的を忘れていた。
しっかり勉強し、正しく恐れることが肝要だとつくづく思いました。
もっとも、争いを何より嫌い他猫に譲ることを知るシロキだからこその話ですが。
血気盛んなやんちゃくんの場合は、ほんわか手法でニャーのように変わってくれればいいのだけど。
泰然自若かただのオニブか、とっても寂しがり屋の甘えん坊