今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

わが家の家庭内ノラたち

2022年04月17日 | 大家族の日常
威嚇ばかりだった保護猫が徐々に心を開いて・・・やがて真の家族になっていく。
最近はそんな心温まる記事にもよく出会うようになりました。
振り返ってわが家の家庭内ノラたちは、すっかり安定しちゃって何の進展も見られず。
猫の性格なのか、保護者の育て方が悪いのか、はたまた運命と言うべきか。
今回はそんな3匹の家庭内ノラたちの近況です。

◆クウ・・わが家の元祖家庭内ノラ (家庭内ノラ歴4年)
人間も猫も苦手で1日の9割方の時間を食器棚上の根城で過ごす。朝夕のご飯は家族(リンとキー)とコタツの中に誘導されて食べる習慣がついた。たまにそのままコタツの中に数時間いることもある。他猫が寝静まると下りて来て点検したりキーと遊んだり。
かつてはキーとちび太と悪ガキ3匹同盟を結成し、家中走り回っていたこともあった。でもニャーに狙われて2階のベット下の住猫となり、1年のベット下隠遁生活の後、意を決してリビングテーブル下の家族に合流。家族揃っての避難生活となった。最近になって家族は根城を食器棚上に移した。
今だに保護者が近づいただけで逃げ、触ることもできない。通院もできず、投薬も経口薬以外できず、首輪を広げるなど懸案事項も山積み。災害緊急時には野に放つしかできないという悩みの種もある。

(左)食器棚上の根城にて (右)他猫がいない時は昔ながらのお遊びも

◆ちびたん・・ノラ返りした子猫 (家庭内ノラ歴半年)
もうそろそろ推定で1才になると思われます。昨秋の保護時は人馴れの経過を見ながらケージから出し、保護部屋から出したつもりでした。家の中で自由にしたときは抱けばゴロゴロの状態だったのですが・・。
しかもちびたんの拠り所は最も人間(保護者)にべったりのチキン。人馴れもさらに進み、里親さんも直ぐに見つかるだろうと安心していた。ところが、あっという間に人に牙を剝くノラに戻ってしまった。表情もすっかり険しい顔に変り、里親さん募集も中断しました。
とにかく、人を見れば「シャーッ」を連発して逃げ回る。その結果として今は2階のベット下の住猫なり、1日の大半をそこで過ごしています。ただ、ちびたんは他の猫たちには溶け込み、人がいない時は他猫と一緒に過ごしているようです。クウ同様に問題多いけど、目下の課題は手術と首輪そして人馴れプログラム。

(左)安住の地、ベット下にて (右)他猫と一緒に過ごす

◆ココ・・新境地か? 看板猫ノラ (お店ノラ歴2年)
昼間は自由なココは、前2匹とは違い自分の意志で店を生活の場にしている。以前に遠出していると情報があって心配したけど、今は店かその周辺で過ごしています。拠り所となっているのんびり猫レオの存在が大きいが、最近は独り立ちのような行動も見られるようになってきた。
相変わらず警戒心が強く、近づいただけで逃げます。以前に通院目的の大捕り物に失敗して以来、人間不信MAXだったが最近は少し落ち着いてきた感がある。また、お店の人(お客さん)の多さにも慣れてきたようだ。
クウ、ちびたんと同じで触れないことでの問題が多いが、当面はちびたん同様手術と首輪が課題。また、自分と妻がいつまでこの店で働けるか。"そのとき"が来たときのために、レオやモドキともども引き取る準備はしておかなかればならない。

ところで、今回登場した3匹がみな同じ柄なのは偶然だろうか。

(左)お花屋さんの看板猫です (右)何と言ってもレオ命

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緊急! レイ君を救え!!

2022年04月16日 | その他(分類なし)
日本の法の壁、いや役人の壁の話です。
融通が利かないというより、血も心も通ってない。
もちろん法に従うことは重要だ。
だが、それだけでいいのか。 頭を使え! 愚鈍になるな!

ウクライナの人たちを突然襲った、悲惨の限りを尽くした悪夢。
止むに止まれず避難先に日本を選んだ人もいる。
できる限りのことをしようと日本の政府や人々の厚意に心が救われる。
何気なく見ていた昨日夕方のTVニュース。(日にちが変わってしまったので正確には一昨日。)
はるばるウクライナから来たある女性の悲痛な声が響き渡った。

言いたいことは山ほどあるだろう。恨みたいことも山ほどあるだろう。
しかし彼女は、まず日本に対して感謝の言葉を口にした。
そしてすぐに泣き崩れた。
彼女は何よりも大事な娘さんと、1匹のワンちゃん(小型犬)を連れて来たという。
大事な荷物は限りなくあっただろうに、絶対に手放せないひとりと1匹だった。

そのワンちゃんは3才のポメラニアンで名前は「レイ」。
レイ君は入国の際、動物検疫所で没収された。
狂犬病予防目的で180日間(最長)の隔離が義務付けられているというのだ。
その間は会うこともできず、外部委託なので有料らしい。
「レイはそんなに長い間自分と会わずにはいられません。」
涙する彼女に、さらに追い打ちの連絡が来る。54万円が払えなければ殺処分だと。
戦争難民の女性にそんなお金があるわけない。
女性は言った。「こんなことだったら、母国でレイと一緒に死ぬべきでした。」

***************************************************
通常なら日本に来る前に調べるだろうから、こんなことにはならないのだろう。
でも今回は場合が場合。彼女にそんな余裕のなかったことは明白だ。
全国民の厚意を無にするような検疫役人の無気力無思考。
まあ、ひとりひとりはいい人なんだろうし学歴も高いのだろうけど、
彼らにとって最も重要なのは法律を守ること、そして組織の方針を守ること。
人のためにとか人に喜んでもらおうとかよりも、まず管理することが先に立つ。
それを「役人根性」というのです。日本の大方の公僕たちに共通する性格だ。

自分はマルチナショナルな企業に勤めていたので、海外の知り合いが多かった。
彼らは一様に「日本には壁がある」と言っていた。
ウクライナからやって来た戦争難民の女性は、その"壁"に突き当たってしまったのです。

だが、本記事は役人の評価をする場ではない。
レイ君と女性の当面の問題を解決する方法はないものだろうか。
そう思って調べていると、ある記事に出会った。
ウクライナから避難してきたペットたちの支援を始めた団体があるという。
その名は「ピースウィンズ・ジャパン」。(脚注にリンク有)
実はこのブログでも記事にしたことがある、不明瞭な寄付金の使途や事業内容で悪評がつきまとうあのピースワンコ・ジャパンの運営会社だ。
今回も早速募金を始め既にかなり集めているようだが、その判断はおまかせします。

でも募金以外にも私たちにできることがある。
それは声を挙げることです。
自分も早速、今回の女性(カリナ・ターニャさんと言います)のことを投稿と言う形で報道機関や各団体に訴えています。

ニャー:「オジン、新しいカテゴリー作ったね」

脚注:
(上記記事の中に自分の見たTVニュースがリンクされています。)

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リンの幸せを期して

2022年04月13日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
リンのことを書くのは本当に久しぶり
4年半前の出会いから、記録を辿って思い出してみた

かつての美猫さんもいつの間にか強面に

家裏で始めたソトチビとの共同生活と子育て
半年後にNとRを経験したが、結局わが家に迎えられた

さすがは親子、クウ(左)とはそっくりになりました

ノラ母さんの子育ての大変さを思い知った保護者は
子育ても終えて安らいだ家猫生活を満喫してほしいと願った
でも、そうはならない

下のニャーに向かって「シャーッ!」
この気の強さがアダになる?

ニャーに狙われちび太に追われ、チキンやポニーからも逃げ回る
誰よりも気丈で、ノラ母さん特有の我慢強さを持ち合わせ
逃げても避けても気後れすることは決してない

最近は警戒心がますます強くなったリン
自分(オジン)に甘えに来るときもびくびくもんだ

リンの安らぎはいつ実現する?
いつになったら、自分はリンとの約束を果たせるのだろう


オジンの傍なら少しはのんびり

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シロキ vs. ちび太 2nd R

2022年04月11日 | (故)シロキ(白黄)
第2ラウンドといっても実はもう何回もやってるんですが、当ブログ上の話です。
(1st Rは昨年12/21「喧嘩にあらず」ちび太カテゴリー)

とにかく向かうところ敵なしのちび太。
甘えん坊で凄みはないけれど、体格と身体能力では他猫の追随を許さない。
そんなちび太に果敢に挑む2匹がいます。キーとシロキ。
キーもシロキも、何故かちび太にしか挑まない。
ちび太、喜んで受けて立つ。

おっ、睨み合いが始まった

今回はシロキが先制攻撃
シロキ:「やったぜ、抑え込みだい!」

ちび太、応酬
ちび太:「このォ、やりゃがったな」

と、またしてもシロキの寝技持ち込み
「へへだ、どうだい」

ちび太、怒る
「にゃろめ、本気出すぞ!」

と、実はここでぱったりと終わってしまった。
例によってとってもスローなやりとりでした。

もう飽きたのかしら。
これ以上続けるとヤバそうなので自制心が働いた?
いつも途中で終わってしまう、気分次第のタッグマッチ。
仲がいい証拠です。

シロキ、最長老なれど童心失わず

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憎まれない奴

2022年04月09日 | チキン,キリン,ポニー
今年に入った頃からまたぞろ荒み始めたわが家の猫社会。
発端はチキンだったが見る間に全員に広がり、結局またクウとリンが狙われ始めた。
そして粗相の嵐。例によってクウ、それにリンや他の誰かも加わった。
しかし当方の臨機応変なトイレ再配置やリン一家の新しい根城確保で、
最後まで続いたクウの粗相も治まり猫社会に落ち着きが戻った。(過去記事「トイレ再編大作戦」参照)

リン一家の根城(食器棚の天盤)はトイレ付で、まさに一家の拠り所。
特にクウは1日を殆どそこで過ごし、他猫たちが寝静まると下りてくる。
ただ朝夕のご飯のときは、一家揃ってコタツの中で水入らず。(保護者の誘導と見守り付。)

リン一家の根城(左右寝箱の間にトイレと広間がある)

そんな生活が落ち着いた頃になって、はてと思った。
本当に自分の処置が功を奏したのだろうか。
そんな単純なことで、猫社会がガラッと変わったりするものなのだろうか。
と思っていた矢先のことでした。

ある朝コタツにリン一家を誘導して、さあご飯をあげようと中を覗くと、
何とチキンが一緒に紛れ込んでいたのです。
一瞬ドキッとしたが、リン、キー、クウにチキンの4匹はしっかりと和んでいた。
あれだけ目の敵の如く追い回し逃げ回っていた関係が嘘のように。

仲良く草食べ(手前ポニーとチキン、向こう側キー、椅子の上にクウ)

それだけじゃない。
一家が根城にいるとき、一つの箱に集まることもあれば分散することもある。
その時は左右の箱にキーとクウがいて、真ん中の広間でリンが休んでいた。
と、思っていた。
しかしクウがいる右の箱から、キーの耳が見えたのです。
あれっ、ということは左の箱は・・。
そうなんです、チキンでした。

リン一家の旧根城、テーブル下のチキン(手前はリンの横顔)

いつの間にかターゲットにしていたクウとリンの間にしっかり溶け込んでいるチキン。
実は今でもたまにリン一家やポニーを追い回したりしています。
でもそう思って見るせいか、最近の追い方には辛辣な感じが全然ない。
かつて、粗相しちゃうほど怖がらせたチキンの追い撃ちは何だったのか。


かつての悪友、ポニーとのツーショットもときたま見れる

いずれにしても、自分の処置の効果で猫社会が落ち着いたと思うのは早計のようだ。
それは彼らにとって、もともと"読み筋"だったような気もします。
猫の精神構造や生態学、これだけ一緒に暮らしていてもまだ謎めいていたりする。
それが猫という動物の魅力の奥深さなのかもしれませんね。


何と言っても保護者が大好きなチキンです(オバンにくっつき)

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