今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

薄情になったレオ

2022年04月07日 | レオ(テンチビ)とココ
久々にレオの話。
先の2月でお付き合い歴がまる3年を越えました。
昼間は行動自由だけど、穏やかな性格なので店での生活は安定しています。
自分(オジン)と妻が交代でお世話し、ココが加入してからも何かと見守ってきた。
今ではファンも増えて、スタッフとともにみんなに見守られています。

お客様サービスに余念のないレオ

実はそのレオが、何故か最近自分に冷たい。
さりげなくではあるけれど、あからさまに自分を避けている。
妻の時は事務所に顔出して棚の上で寝るのが日課らしい。
でも自分が事務所にいると、「あっ、なんだお前か」って顔してプイッと出ていく。
傷つくよなあ、あの態度。


妻の出番の時の定位置 (妻の頭の上)

問題なのが夕方の"収納"のとき。自分の場合は大変苦労しています。
妻や女性陣が誘導すると素直に中に入るのに、自分の時は逃げ回る始末。
とにかく2匹とも自分のいうことをまるで聞かなくなってしまった。
で、先日ついに、あることに気付いたのです。

Aさんは昨年入社、勤続1年になるうら若き女子社員。
事務所に来たレオが例によってプイッと出ようとしたとき、そのAさんが入って来た。
すると途端にレオが鳴きだした (えっ? こいつこんな声で鳴く猫だったっけ?)
見ると尻尾を真っすぐピンと上げて、Aさんの足に執拗にスリスリしている。
Aさんがスタッフルームに戻ると、その足に絡まるようにベタベタしながらついていった。

Aさんの膝の上で

 ・・・何だありゃ。
それ以来、いろいろ観察してわかったのです。
レオはとにかく女好きだ。
Aさんと同い年のHさんにもご執心で、何かとくっついて仕事の邪魔ばかりしてる。
ということは、レオは(人間の)若い女性が好き? おいおい・・
実はAさんとHさんはまだお店の看板猫たちに遠慮があるらしく、とにかくやさしい。
それでレオが図に乗ってる、というのが真相のようでした。

猫が男性より女性を好むというのは定説のようで、どの専門誌にも書いてある。
声のトーンや行動がマイルドだから、なのだそうだ。
しかも猫は過干渉を嫌うから、自分のようにいつも見守っていると嫌なのかもしれない。
やっぱり猫って、とことん自由が好きな動物なんですね。
ということで男でしかも何かと気を配る自分は、すっかり敬遠されちゃったようなのです。
ご飯係におやつ係の役得まるでなし。

ココとは相変わらずいつも一緒(観葉室中央の定位置にて)

今や蜜月の極みのニャーだって、もし行動自由だったらやっぱりそんなもんなのかな。
わが家には居着いても、自分(オジン)との縁にはこだわらず?
それが猫の情ってやつなのかもしれない。
要は、むやみに自分の情感を押し付けないことが肝要なのかと。

レオ、たまには「男同士」ってのも大事なんだぞ

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「まる ありがとう」 ~猫に学ぶ哲学~

2022年04月06日 | 猫と暮らし猫を知る
自分がまだ現役の頃、海外出張が多く家の猫たち(旧3匹組)との付き合いは浅かった。それでも猫散歩だの何だのと楽しい思い出は尽きない。早期退職後は進んで世話係を、ハナとクモを亡くしてからはテツの介護に務めた。その頃に出会ったのが家裏のソトチビとみう、そしてニャー、シャッポ、チビのお店3匹組だった。外資系の役員まで昇りつめた一方で荒んでいた自分の心が、彼らと接するうちに自覚できるほどはっきりと和んでいく。当ブログを始めたのはそんな時だったが、同時にチビとテツを失った。人の心を癒す猫の神秘的な力。ブログ最初の記事以来、この猫の神秘を追求することがテーマとなっているのです。

わが家ののんびり派、シロキ

人間の持つ邪心や功名心や損得勘定や猜疑心に欲望・・ありとあらゆる雑念を取り除くと、きっと猫のようになるに違いない。そのピュアな心というものがとてもやさしくて寛大で、何より接するだけで癒されるものだとわかってきた。そのことを、これまで事あるごとに書いてきたつもりだけど(脚注・主な関連記事)、いつも自分の表現力のなさでうまく伝えられないもどかしさが伴った。ところが最近になって、そういった内容の記事に触れる機会があるのです。

本記事と同じ「猫と暮らし猫を知る」カテゴリーの前記事「猫に学ぶ」で紹介した猫心理学者、高木佐保さんの記事(PHP研究所監修)や、最近フランスでベストセラーとなった本「猫はためらわずにノンと言う」など、ネットで検索すればその要約も散見できます。でも、自分としてはやはり何と言っても養老孟司先生だ。東大医学部卒、医学博士、解剖学者、鎌倉での愛猫まるとの生活は知る人ぞ知る。まるを通して先生が語る人間のあるべき姿。とにかく力が抜けている。ときとして哲学の域に達し、意味不明だったりもする。そんな先生の言葉に心酔し、これまでの記事でも何度か紹介しました。

「何の役にも立たないが、そこにいるだけで癒される存在」だという猫。先生のまるに対する究極の評価だ。そのまるを亡くしたとき、あの先生でさへ重い"まるロス"になったという。それから1年、ようやく先生が書き上げた新書が「まる ありがとう」。解説するまでもありません。内容紹介付のサイトを下にリンクしておきました。

もうひとつ、直木賞作家の朝井まかてさんとの対談もリンクしておきます。朝井さんも24才の老猫マイケルと「ネコメンタリー」に出演しましたが、実はまると3日違いでマイケルを亡くしています。この対談記事はちょっと長いですが、なるほどと感心できる。できたら時間に余裕のある時に読まれることをお勧めします。


シロキ「何故かシロちゃんとまるの話の時はオレが出るな」
(ブサイクだけどのんびり感と模様が似てるから)

脚注)当ブログ内の主な関連記事
「猫に学ぶ」(2021.8月)
「人の心を癒す力 ~猫の魅力を考える~」(2021.8月)
「PURE HEART<汚れなき心>」(2021.6月)
「猫の倫理、そして愛情」(2020.11月)
「はじめまして」(2016.9月)

追申)48時間大雨のおかげでダメかと思っていた満開の桜がまだ健在でした。(本日の様子)

コメント (1)
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猫たちの春うらら・お店の夜編

2022年04月01日 | モドキ
SC裏遊歩道の桜が満開になりました
 
 (写真左)店より裏駐車場越しに見る桜並木
 (中)近撮、手前の木はかつてチビを2度目の落下から救った木
 (右)遊歩道は桜のトンネル、都心だったら行列だろうな

夜も街灯の明かりで、なかなかいい雰囲気です

さて、この夜桜を見ながらやって来るのは・・
そうです、お店の夜の番人、モドキです
姿を隠してひと月半、最近は時たま顔を見せに来ます

本日のモドキ、昔と何も変わりません

もっとも、モドキは来店時間が遅くなっただけ
閑散期の2月は無残業期間でスタッフはみな早く帰った
ここにきて遅くまでいるとモドキと出会い
すると、モドキもたまに早く来るようになった

どうやら自分(オジン)を忘れてはいないようです

モドキとの付き合いはついに6年目に入りました
すごいぞ、満5周年
モドキヒストリーの制作も再開しなきゃ

ココレオもライバルの再来に嬉しそう??

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