「第10回イタリア留学フェア2016」に2日間とも通いつめました!!&「ディープなイタリア 旅のセミナー 日伊の交流跡をめぐる旅」リポート(2016.11.11,12)@イタリア文化会館
今年で第10回目となる「イタリア留学フェア」に2日間とも行ってきました!! 今年はブース担当はないのでフリー♡ 金曜は寒くて小雨の中 今年はスタンプラリーにも参加できて嬉しい♪ ブースによっては待つ人も多く ひっきりなしで大変そう... まずは知人のブースをまわってから 地下1階の「イタリア留学体験談」 これは日伊協会留学担当者による「ゼロからのイタリア留学」に引き続き 一昨年そのセミナーを聞いた方の留学体験記でした
Società Dante Alighieri, Sienaと同ボローニャ校にホームステイで行かれた声楽を学ばれていらっしゃる 若いエネルギーに溢れた方の 「とにかく行った方がいいです!!」との体験談
当たって砕けろ!で バールでのアカペラのコンサートに その日の朝に勇気を出して声をかけたクラスメートが なんと学校の生徒さんたち全員に広めてくださり大成功だったというエピソード
また ステイ先で困ったことを たまたま知り合ったクラスメートに助けてもらったり 独りですべてをこなさなければならない状況の中に置かれた時の強さ 飛び込む勇気 それは歌うことが怖くなりかけた時の自分が 強くなり解放された体験だったとのこと
(若い時の「勇気を出す」というのと 私のような年がいってからの「ずうずうしさ」(!)とは まったく質の違うものです ハイ...)
また語学面では 通じなかった悔しさが増したことから コミュニケーションの意欲がどんどん沸いてきたこと等... とても2年でとは思えない成長ぶりで なんと すでにこの学校のブースを担当されていました!! 若いってすごいエネルギー!!
(他にも 後日のセミナーでお会いした若い方たちは 留学を控えて猛勉強中 また海外で仕事をしてらした方もいて圧倒されました...私なんて留学を親に反対されて 泣く泣く諦めた世代なのですよ!!)
そしてスタンプ6つを無事集め終わったあと ←ブース担当の大変さがよくわかるので スタンプ欲しさに説明をしていただくのは気が引けてしまい...(^^ゞ この日はCILSやPLIDA 伊検の模擬試験などもあり すでに満員で盛況でした
伊検協会のブースでは 格安の過去問がズラリ!! 思わず買いそうになりましたが すでに15冊持っておりダブりますのであきらめました~(笑)このブースに通い詰めて早や4年...
また 一階から地下2階までの階段を歩きながら展示を見る「デザイン展「OFFICINA CORRAINI - Un editore italiano tra arte e design」のコーナーも楽しく いろんな絵本などが展示されており 日本では野田佳子氏の絵本シリーズが展示されていました♡ (毎年いたばしボローニャ絵本原画展でこの方の原画を見ています)
* * *
4時からはイタリア政府観光局主催のセミナー「ディープなイタリア 旅のセミナー 日伊の交流跡をめぐる旅」を聞きに 地下1階へと行きました
2.5メートルのアラバスターの石で作ったピサの斜塔の除幕式が11月10日(木)にお茶の水の「ラ・クーア」でアモーレイタリアの一環として行われたそうです
「東京ドームシティ 冬のイルミネーション 『恋するイタリア~光の魔法を、アモーレたちへ~』は 2017年2月19日(日)までやっています 色々なイベントあり♪
さて 今年は日伊国交150年ということでたくさんのイベントがありましたが 実は日伊交流はすでに400年も前の 1585年の「天正遣欧少年使節団」にさかのぼります
伊東マンショ等4名の若者が 宣教師アレッサンドロ.バリニャーノの発案により長崎を出てイタリアに向かった話は有名ですね このティントレットによる伊藤マンショの肖像画は2014年にミラノで発見され 今年日本の美術館で展示公開されました
その様子がたまたま8月21日の「日曜美術館 少年たちはローマを目指した~絵でたどる天正遣欧使節~」で放映され見ていたため 伊東マンショのエピソードに思わず「あっテレビで見ました!」と言ってしまいました(笑)
バチカンの「地図の廊下」に一時飾られていたという 織田信長が狩野栄徳に描かせ寄贈したという安土城の屏風が紛失してしまい それがあれば本能寺の変で燃えてしまった安土城の様子がわかるので なんとか発見されないものか...というエピソードでした
次はヴィチェンツァの「オリンピコ劇場」です アンドレア・パッラーディオが 古代ローマの野外劇場を模して造った劇場が屋内施設として造られており その壁画の写真も写してくださいましたが ここには使節団4名が招待されたそうで ぜひこのフレスコ画を見てくださいとのこと!
マントヴァと近江八幡とは姉妹都市とのこと
また 使節団を発案したイエズス会宣教師 アレッサンドロ・バリニャーノの故郷のキエーティは アブルッツォ州です
1615年に伊達政宗の家臣 支倉常長一行が報伊したのは 慶長遣欧欧年使節団といいますが 石巻の月の浦湾からの出航で 今も震災を経てサンファン・バウティスタ号が 再現ですが石巻に残っていますね 大きな船で貿易を目的として 商人など百数十名が乗っていたそうです
さていよいよ ローマ教皇パウロ5世に謁見しますが この時に持参した伊達正宗の書状は今もバチカン図書館に所蔵されているそうです
また クイリナーレ宮殿(大統領官邸)の王の間 (Sala Regia) には 伊達政宗による慶長遣欧使節のローマでの様子を描いた(前列左が支倉常長、前列右がルイス・ソテロ)フレスコ画(1615年)があるそうです
そして 一行の世話役であったボルゲーゼ枢機卿の命により描かれた支倉常長の礼服の絵ですが その服装は日本から用意していったきらびやかなもので 絵に描きたくなるのもわかりますね~
一行が1629年に帰国した時はすでに鎖国となっており 持ち帰った肖像画も 信者たちはさぞかし隠すのも大変だったろうと思います
ところでチヴィタヴェッキアは 一行が上陸した場所ですが 日本殉教者教会(chiesa di martini giapponesi)があります 同じものが石巻にも上陸したのです 長谷川画伯がフレスコ画を担当した なんと着物姿のマリア様 左には支倉常長が描かれているという絵です!! セミナーが始まる前に 「この絵見たことない...」と思わずつぶやきましたがそれもそのはず 1951年から1957年にかけて描かれた絵でした (↑この日本殉教者教会のHPから見られます/Madonna con il Kimono, San Francesco Saverio e San Francesco d'Assisi)
* 2016年11月29日(火)のNHKテレビでイタリア語EURO24では なんと偶然「チヴィタヴェッキア」が特集され この着物姿のマリア様も写ります!! 見てくださいね~(^^)/ ←毎週録画予約していてわかりました♪
1873年5月 岩倉使節団がイタリアに滞在しました
また1898年までに明治政府に招かれて日本に来たイタリア人45人の中には エドアルド・キォッソーネ(日本に切手印刷等の技術を導入した) ヴィンチェンツォ・ラグーザ(彫刻家)等もいますね (ラグーザ玉という日本人妻のテレビを見たことがあります)
さて最後には姉妹都市クイズがあり 有名なものから知られていないものまで色々(笑)
将棋で有名な天童市と マロスティカ(ヴェネト州)は 人間チェスで姉妹都市となったこと またラツィオ州のリエーティは 伊東市と 樽のパリオ・ボートレースでもって姉妹都市になったそうです♪ ここまで答えられたらスゴイ!(^^)!
この9月から2017年1月29日まで ミラノのPalazzo Realeで「北斎・広重・歌麿展」が開催されているとのこと
イタリア政府観光局の担当者様の貴重なお話をありがとうございました 今年はようやく顔を覚えてくださいました!(^^)! イタリアに限らず歴史の苦手な私ですが(笑) 色々勉強になりました!!
* 日本とイタリアの姉妹都市のリストは 伊検HPのリンク集にあります
* * *
2日目は 日伊学院IPAのレッスンのあと またまた駆けつけました(笑) 昨日よりも人が多くて 実はブースの数も昨年より増えているんですよね♪ また ナポリからCentro Italiano Napoliという語学学校が来ていて 3年ぶりのブースだそうです 私の訪れたナポリ...ついついお話聞いてしまいました(^_^)
1階のエスプレッソコーナーではピアディーナを売っていました 2階のいつものカフェコーナーはスタッフの休憩場所で知人に再会できました!! イタリア政府の軍服を着たイタリア人などもみえており なんかすごい~
とにかく 毎年規模が拡大しているようです 2日目は大学の留学セミナーやイタリア語学習者の日という大学生等の発表もありました 若い方向けの交流会は私は入れないので(笑) レポートできませんスミマセン(;'∀')
また イタリアの語学学校のスタッフが来日するこの機会に あちこちの語学学校でさまざまなセミナーをやってくださいます 私は15日(火)のトーディのワインセミナー(日伊学院)と 21日(月)のTorre di Babele校「ローマ 美食散歩」(日伊協会) に行きました♪ ←ワインが出るセミナーを知らずに選んでいる??
ブースは混んでいて時間が限られてしまいますが 各校のセミナーはじっくりお話ができると思うので来年はぜひ♡
開催のお知らせは こちら
素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様にお礼申し上げます
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今年で第10回目となる「イタリア留学フェア」に2日間とも行ってきました!! 今年はブース担当はないのでフリー♡ 金曜は寒くて小雨の中 今年はスタンプラリーにも参加できて嬉しい♪ ブースによっては待つ人も多く ひっきりなしで大変そう... まずは知人のブースをまわってから 地下1階の「イタリア留学体験談」 これは日伊協会留学担当者による「ゼロからのイタリア留学」に引き続き 一昨年そのセミナーを聞いた方の留学体験記でした
Società Dante Alighieri, Sienaと同ボローニャ校にホームステイで行かれた声楽を学ばれていらっしゃる 若いエネルギーに溢れた方の 「とにかく行った方がいいです!!」との体験談
当たって砕けろ!で バールでのアカペラのコンサートに その日の朝に勇気を出して声をかけたクラスメートが なんと学校の生徒さんたち全員に広めてくださり大成功だったというエピソード
また ステイ先で困ったことを たまたま知り合ったクラスメートに助けてもらったり 独りですべてをこなさなければならない状況の中に置かれた時の強さ 飛び込む勇気 それは歌うことが怖くなりかけた時の自分が 強くなり解放された体験だったとのこと
(若い時の「勇気を出す」というのと 私のような年がいってからの「ずうずうしさ」(!)とは まったく質の違うものです ハイ...)
また語学面では 通じなかった悔しさが増したことから コミュニケーションの意欲がどんどん沸いてきたこと等... とても2年でとは思えない成長ぶりで なんと すでにこの学校のブースを担当されていました!! 若いってすごいエネルギー!!
(他にも 後日のセミナーでお会いした若い方たちは 留学を控えて猛勉強中 また海外で仕事をしてらした方もいて圧倒されました...私なんて留学を親に反対されて 泣く泣く諦めた世代なのですよ!!)
そしてスタンプ6つを無事集め終わったあと ←ブース担当の大変さがよくわかるので スタンプ欲しさに説明をしていただくのは気が引けてしまい...(^^ゞ この日はCILSやPLIDA 伊検の模擬試験などもあり すでに満員で盛況でした
伊検協会のブースでは 格安の過去問がズラリ!! 思わず買いそうになりましたが すでに15冊持っておりダブりますのであきらめました~(笑)このブースに通い詰めて早や4年...
また 一階から地下2階までの階段を歩きながら展示を見る「デザイン展「OFFICINA CORRAINI - Un editore italiano tra arte e design」のコーナーも楽しく いろんな絵本などが展示されており 日本では野田佳子氏の絵本シリーズが展示されていました♡ (毎年いたばしボローニャ絵本原画展でこの方の原画を見ています)
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4時からはイタリア政府観光局主催のセミナー「ディープなイタリア 旅のセミナー 日伊の交流跡をめぐる旅」を聞きに 地下1階へと行きました
2.5メートルのアラバスターの石で作ったピサの斜塔の除幕式が11月10日(木)にお茶の水の「ラ・クーア」でアモーレイタリアの一環として行われたそうです
「東京ドームシティ 冬のイルミネーション 『恋するイタリア~光の魔法を、アモーレたちへ~』は 2017年2月19日(日)までやっています 色々なイベントあり♪
さて 今年は日伊国交150年ということでたくさんのイベントがありましたが 実は日伊交流はすでに400年も前の 1585年の「天正遣欧少年使節団」にさかのぼります
伊東マンショ等4名の若者が 宣教師アレッサンドロ.バリニャーノの発案により長崎を出てイタリアに向かった話は有名ですね このティントレットによる伊藤マンショの肖像画は2014年にミラノで発見され 今年日本の美術館で展示公開されました
その様子がたまたま8月21日の「日曜美術館 少年たちはローマを目指した~絵でたどる天正遣欧使節~」で放映され見ていたため 伊東マンショのエピソードに思わず「あっテレビで見ました!」と言ってしまいました(笑)
バチカンの「地図の廊下」に一時飾られていたという 織田信長が狩野栄徳に描かせ寄贈したという安土城の屏風が紛失してしまい それがあれば本能寺の変で燃えてしまった安土城の様子がわかるので なんとか発見されないものか...というエピソードでした
次はヴィチェンツァの「オリンピコ劇場」です アンドレア・パッラーディオが 古代ローマの野外劇場を模して造った劇場が屋内施設として造られており その壁画の写真も写してくださいましたが ここには使節団4名が招待されたそうで ぜひこのフレスコ画を見てくださいとのこと!
マントヴァと近江八幡とは姉妹都市とのこと
また 使節団を発案したイエズス会宣教師 アレッサンドロ・バリニャーノの故郷のキエーティは アブルッツォ州です
1615年に伊達政宗の家臣 支倉常長一行が報伊したのは 慶長遣欧欧年使節団といいますが 石巻の月の浦湾からの出航で 今も震災を経てサンファン・バウティスタ号が 再現ですが石巻に残っていますね 大きな船で貿易を目的として 商人など百数十名が乗っていたそうです
さていよいよ ローマ教皇パウロ5世に謁見しますが この時に持参した伊達正宗の書状は今もバチカン図書館に所蔵されているそうです
また クイリナーレ宮殿(大統領官邸)の王の間 (Sala Regia) には 伊達政宗による慶長遣欧使節のローマでの様子を描いた(前列左が支倉常長、前列右がルイス・ソテロ)フレスコ画(1615年)があるそうです
そして 一行の世話役であったボルゲーゼ枢機卿の命により描かれた支倉常長の礼服の絵ですが その服装は日本から用意していったきらびやかなもので 絵に描きたくなるのもわかりますね~
一行が1629年に帰国した時はすでに鎖国となっており 持ち帰った肖像画も 信者たちはさぞかし隠すのも大変だったろうと思います
ところでチヴィタヴェッキアは 一行が上陸した場所ですが 日本殉教者教会(chiesa di martini giapponesi)があります 同じものが石巻にも上陸したのです 長谷川画伯がフレスコ画を担当した なんと着物姿のマリア様 左には支倉常長が描かれているという絵です!! セミナーが始まる前に 「この絵見たことない...」と思わずつぶやきましたがそれもそのはず 1951年から1957年にかけて描かれた絵でした (↑この日本殉教者教会のHPから見られます/Madonna con il Kimono, San Francesco Saverio e San Francesco d'Assisi)
* 2016年11月29日(火)のNHKテレビでイタリア語EURO24では なんと偶然「チヴィタヴェッキア」が特集され この着物姿のマリア様も写ります!! 見てくださいね~(^^)/ ←毎週録画予約していてわかりました♪
1873年5月 岩倉使節団がイタリアに滞在しました
また1898年までに明治政府に招かれて日本に来たイタリア人45人の中には エドアルド・キォッソーネ(日本に切手印刷等の技術を導入した) ヴィンチェンツォ・ラグーザ(彫刻家)等もいますね (ラグーザ玉という日本人妻のテレビを見たことがあります)
さて最後には姉妹都市クイズがあり 有名なものから知られていないものまで色々(笑)
将棋で有名な天童市と マロスティカ(ヴェネト州)は 人間チェスで姉妹都市となったこと またラツィオ州のリエーティは 伊東市と 樽のパリオ・ボートレースでもって姉妹都市になったそうです♪ ここまで答えられたらスゴイ!(^^)!
この9月から2017年1月29日まで ミラノのPalazzo Realeで「北斎・広重・歌麿展」が開催されているとのこと
イタリア政府観光局の担当者様の貴重なお話をありがとうございました 今年はようやく顔を覚えてくださいました!(^^)! イタリアに限らず歴史の苦手な私ですが(笑) 色々勉強になりました!!
* 日本とイタリアの姉妹都市のリストは 伊検HPのリンク集にあります
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2日目は 日伊学院IPAのレッスンのあと またまた駆けつけました(笑) 昨日よりも人が多くて 実はブースの数も昨年より増えているんですよね♪ また ナポリからCentro Italiano Napoliという語学学校が来ていて 3年ぶりのブースだそうです 私の訪れたナポリ...ついついお話聞いてしまいました(^_^)
1階のエスプレッソコーナーではピアディーナを売っていました 2階のいつものカフェコーナーはスタッフの休憩場所で知人に再会できました!! イタリア政府の軍服を着たイタリア人などもみえており なんかすごい~
とにかく 毎年規模が拡大しているようです 2日目は大学の留学セミナーやイタリア語学習者の日という大学生等の発表もありました 若い方向けの交流会は私は入れないので(笑) レポートできませんスミマセン(;'∀')
また イタリアの語学学校のスタッフが来日するこの機会に あちこちの語学学校でさまざまなセミナーをやってくださいます 私は15日(火)のトーディのワインセミナー(日伊学院)と 21日(月)のTorre di Babele校「ローマ 美食散歩」(日伊協会) に行きました♪ ←ワインが出るセミナーを知らずに選んでいる??
ブースは混んでいて時間が限られてしまいますが 各校のセミナーはじっくりお話ができると思うので来年はぜひ♡
開催のお知らせは こちら
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