オーストリアのセミナー「Alles leiwand in Österreich」に参加してきました(2019.8.14)@(公財)日独協会
今年(2019年)は日本・オーストリア友好条約150周年ということで いろんなイベントがありますね!
私は 「ドイツ語圏文化セミナー「クリムト、シーレ、オットー・ワーグナー没後100年記念企画 ウィーンと世紀末を彩った芸術家たち」に参加して(2018.6.15)@(公財)日独協会」以来ですが 行ってきました日独協会のオーストリアがテーマの「Alles leiwand in Österreich」のセミナー💛
ちなみにleiwandは オーストリアドイツ語で "super, toll, großartig"を意味します
オーストリアの知られざる魅力を紹介していただきながら 普段のレッスンでは触れることの少ない「オーストリアドイツ語 /Österreichisches Deutsch」についても学ぶセミナーで オーストリア好きの方たちで満席でした!!
私ってば大失敗... この日の午前中に せっせとイタリア語をやってたのです... 自分で書いた上記のウィーンの記事を読み返してから行けばよかった~ そしたらもっと答えられたのに...(*ノωノ) ← 次からは気をつけま~す
まずは 8枚の有名なオーストリア人の写真がずらり!! といってもオーストリアの外では有名ではない人もいます そして会場左にはオーストリアの国旗が...💛
さて彼らは誰でしょう? 職業は? というクイズ形式で セミナーは始まりました:
左上から順に:
1. Franz Seraphicus Grillparzer (Schriftsteller und Dichter)
Das goldene Vlies(『金羊皮』)これは ギリシャ神話の王女メディアのお話ですね
König Ottokars Glück und Ende このオタカル二世(Ottokars)のあとにハプスブルク家が来たそうです
2. Arthur Schnitzler (Dramatiker)
「輪舞(Reigen)」 この戯曲はウィーンを舞台に それぞれ2人の男女の情事(Affäre)前の会話劇が中心となる10景からなります
フロイト(Sigmund Freud)と交遊があり その心理分析に大きな関心を示したとのこと
3. Kaiserin Elisabeth 通称シシィ(Sissi他) (Frau von Kaiser Franz Josef)
言わずとしれたオーストリア皇后ですね💛
4. Egon Schiele (Maler)
グスタフ・クリムトらのウィーン分離派(Wiener Secession)を初めとして 象徴派 表現主義に影響を受けつつも 独自の絵画を追求し わずか28才でスペイン風邪で 若き妻に続いて亡くなりましたね
シーレは ウィーン近郊のトゥルン・アン・デア・ドナウに生まれました
シーレの母は チェコ・南ボヘミア州のチェスキー・クルムロフ/Český Krumlov生まれで 彼は 無常(Vergänglichkeit)を表す
"Zerfallende Mühle" という 母の故郷の絵を描いたのですね ここにはシーレの記念美術館もあります
他にも数点 シーレの絵を紹介していただきました このあたり一番知ってる分野なのに...ドイツ語がすらすら出てこなくて...(;´∀`)
5. Karl Farkas (Kabarettist)
彼はユダヤ人で ニューヨークから戦後オーストリアに戻って コメディアン(Kabarettist)を続けました
ここで彼の主演ショー作品 "In einer Doppelconférence"を見せていただき 聞き取りをしましたが... 難しかった~
でも不思議と ちゃんとわからなくとも笑えるんですよね( *´艸`)
6. Falco (Rocksänger)
「アマデウス」の映画にインスピレーションを得て作られた 「Rock me Amadeus」が大ヒットし 日本にも来日したそうです
40才の時に 移住先のドミニカ共和国で 自動車事故で亡くなりました お墓はウィーンにあります
彼はオーストリアドイツ語でも歌っており そちらも聞かせていただきました
たとえば totを dodとにごって発音し habenをhamと言います(^.^)
7. Rainhard Fendrich (Liedermacher)
1997年からは Austria 3というトリオを組み オーストリアドイツ語でも歌っていました
Weis'd a Herz hast は Hochdeutsch(高地/標準ドイツ語)では Weil du ein Herz hast とかなり違います この書き込みクイズ形式の 歌詞を予測して書くのは まるで先日のRätselstunde (パズルの時間)のようでした~(笑)
8. Friedensreich Hundertwasser (Maler und Architekt)
さてそして かの有名なウィーンの画家であり建築家 フンデルトヴァッサー(1928-2000)です♡
ウィーン美術アカデミーで学んだ彼は 1981年から母校の教授を務めましたが 自然を愛した彼は 建築でも自然への回帰を唱え 曲線を多用した独自の様式を編み出しました
晩年をすごしたニュージーランドへ向かう客船上で亡くなりました
1962年から数年間 日本女性と結婚して日本に住んでいたとのこと
ウィーンのフンデルトヴァッサーハウスは 曲線 自然と環境 カラフルな彩色 ユーゲントシュティール 玉ねぎの形の塔(Zwiebelturm)が特徴で 「自然と共に生きる家」を目指して建てられたのですね
そしてなんと 大阪市環境局舞洲工場も 彼の設計なのだそうです!
日独協会では ドイツだけでなく 「ドイツ語圏文化セミナー」シリーズとして スイスやオーストリアのセミナーも開催してくださいます♡
私も今やドイツ語レッスンは定期的には取っていないので できるだけここのセミナーには参加しております(^.^)
ドイツ語圏文化セミナー「Alles leiwand in Österreich」は こちら
ウィーンの公式ウェブサイトは こちら
素晴らしいセミナーを開催してくださいました(公財)日独協会様に 心よりお礼申し上げます
* * *
追記:
ここ日独協会では今 「日独Mangaコンクール2019」という ベルリン行きチケットと ベルリンのホームステイが当たる漫画コンクールをやっています♪ ← 締切は9/30 年齢制限等があります
私もあとン十年若ければ...(笑) ドイツ語ランキング
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