こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

ブランド化している最中に、なんで人事異動があるのか?

2009年04月10日 08時41分55秒 | Weblog
 毎年起こっている事なのだが、将来の生き残りをかけているブランド米を作っている最中に、その中心人物が人事異動となる事が多いのだか、なぜなのだろうか。

ブランド化は1~2年程度で出来る物ではない。
成功か失敗かをも極めるだけでも3年はかかってしまうし、ブランド米となったと確認できるのには、5年以上の時間が必要となる。

会社や組織にいる限りは、人事異動は当たり前の事なのだが、産地の将来がかかっている大事な時期に、その中心人物を外してしまうというのは、誰が考えても、産地にとってはマイナスにしかならないだろう。

この数年間で、自分が仕掛けているブランド米産地の人事異動は、なんと6産地もあった。
何処もそうなのだが、自分が仕掛けているブランド米ではないためか、後任のブランド米に対する意識は、前任ほどにはない。
自分としては、動き始めてしまったブランド米のため、前任後任関係なく、同じ思いで動いて行きたいのだが、意識の違いから、残念ながらそれが出来ない。
そのため、どうしても一歩下がったブランド米作りしか出来なくなってしまっているため、人事異動があった産地のブランド化は、大半が失敗し始めてしまっている。

日本のお米が余ってしまっているという現実からすると、全ての産地が生き残っていける事はないだろうとは思うが、それでも自分は、1つでも多くの産地に、将来もお米を作り続けていって欲しいと思ってはいる。
しかし、産地の体制がマイナスに下がっていってしまうのであれば、それは諦めるしかないのかもしれない。
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倒れるような稲を作るな

2009年04月10日 08時13分18秒 | Weblog
 水曜日の夕方に、玄米色彩選別機の横にある、未熟米・緑米・シラタ米・雑穀・着色米などの、除去された駄目な玄米が溜まる容器の中に、玄米粒の6割程度の大きさの小石が、大量に入っている事に気が付いた。

自分が玄米色彩選別機を操作していれば、その場で、どの銘柄米に入っていたのか、直ぐにチェックができたのだが、そうではなかったことから、その後大問題に。

「午後の何時頃までは見当たらなかった」など、時間をさかのぼって調べていったのだが、なかなか問題のお米にたどり着く事が出来なくて、水曜日はそのままとなってしまっていたのだか、木曜日になって、スタッフが玄米を量っていたところ、1つの銘柄米から、同じ小石が、まだ大量に玄米の中に残っているものを発見したことで、さらに事件が大きくなってしまった。

この産地は、昨年、稲にダメージを与えるような気象被害を受けていない事から、水田の中で稲が倒れてしまうような事は無かったはずである。
それに、今まで他の生産者のお米を扱っていても、一回もこんな事は無かったことから、この生産者に限っての事である事は間違いないだろう。

天候被害がないのに稲が倒れるというのは、肥料管理などの栽培ミスながあったのだろうが、素人が家庭菜園でお米を作っているんじゃないんだから、天候被害もないのに、稲を倒すんじゃないよ。ど下手くそ!
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