こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

新しいイベント米の水田へ行ってきた

2009年04月23日 09時00分36秒 | Weblog
 今まで使用していたイベント米の産地を今年から使用しないことにしたので、新しくイベント米を作ってもらえる産地へ行ってきた。

今回の新しいイベント米を作ってくれる産地は、数年前にフジテレビの「笑っていいとも米」を作った産地なので、千葉県香取市佐原の利根川近くの水田となる。
よって、「笑っていいとも米」と同様に、JAが窓口となるのではなく、市役所が窓口となっている。
作るお米は「コシヒカリ」で、農薬の使用を控えた特別栽培米となり、米粒の大きさも、千葉県のお米としては一回り大きく、太らせて作ってもらう予定となっている。
昨日水田に行った時には、まだ代掻きもしていなかったが、この数日のうちには代掻きをして、5月の連休中には田植えが終わり、9月上旬から中旬にかけて収穫する予定であるため、9月下旬にはイベント米として使用することができることになる。

イベント米の産地を変更するということは、なかなか難しいことなのだが、今回思い切って変更して理由は、一にも二にも、産地側の対応の悪さにつきる。
水田の周りの環境が良いとか、お米がブランド米だとか、そういうことではないのだ。
イベント米となるということは、マスコミだけがその産地へ行くわけではなく、イベント米のことを聞いた一般の消費者も、「近くに行ったのなら見てみたい」と、水田に立ち寄ったり、そのお米について「購入できるのだろうか」などと、産地に問い合わせをしたりすることがある。
つまり、イベント米を作るということは、自分たち以上に、産地側のほうが神経を使うことになるのだ。

今回の場所は、千葉県香取市佐原の利根川近くの水田となることから、当然、幹線道路もあるし、電線も沢山見えるし、周りに民家も沢山ある。
水田の周りの環境からすれば、「素晴らしい」と言い切れる場所ではないのだが、生産者も熱心だし、市役所も熱心なことから、ここにお世話になることにしたのだ。
現在の状況では、このお米については、自分の店でもインターネットでも販売する予定となっていることから、興味のある人は、秋の新米を楽しみにしていてもらいたい。
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