今自分の部屋には、2匹の破壊魔がいる。
一匹はスケバン猫で、以前から3階の自分の部屋に居たのだが、もう一匹は、2階の母親が暇だろうからということで、北海道から連れて帰ってきたメタボ猫だ。
最初は、2階と3階で別々に飼っていたのだが、やはり「遊び相手がいないと寂しいだろう」と、3月からお互いを行き来出来るようにした。
希望としては、2階・3階を行き来して遊んでほしかったのだが、現実はそうではなく、日中誰もいない3階が、たまり場となってしまったのだ。
ただ、たまり場となっているのであれば、「仕方がない」ということで割り切れるのだが、怒り心頭の毎日が続いているから、たまったものではない。
何が起きているのかというと、部屋に広げてあるNゲージの線路を、追っかけっこや取っ組み合いをしながら、滅茶苦茶に破壊してしまう。
さらに、線路の上でゴロンとねっ転がってしまうし、線路に身体を擦りつけて、毛づくろいまでしてしまうのだ。
線路は自由にレイアウト出来るように、もともと個々のパーツになっているので、取っ組み合いの喧嘩が始まってしまうと、あっという間にバラバラになってしまう。
バラバラになってしまうだけなら、また組み立てればいいので、まだ我慢もできるのだが、パーツの繋ぎ目が曲がったり壊れてしまうのが最悪。
ゴロンとねっ転がってしまうと、線路は汚れてしまうし、線路で毛づくろいをされてしまうと、線路内は抜け毛で一杯となってしまうのだ。
それを知らずに車両を走らせると、その繋ぎ目で脱線してしまうし、汚れが酷いと通電しなくなってしまって走らなくなってしまうし、車輪に猫の毛が絡まって車輪が回らなくなくってしまうのだ。
短いレイアウトにして、メンテナンスを簡単にしておけばよいのだろうけど、なるべく長い距離を走らせたほうが、やはり面白い。
だから、部屋の空いているスペースを目一杯使って、複線で3つのレイアウトを作ってある。
高架線だけのレイアウトは、全長11メートル。
立体交差にしてあるレイアウトは、なんと全長22メートル。
一番短いレイアウトでも、全長8メートルもあるのだ。
これを、ことごとくバラバラにされてしまうのだから、怒り心頭。
バラバラになった線路のところで、「ダメッ」と頭を叩いてみても、「なによ!」という顔で見返すだけ。
線路も、決して安いものではないので、「遊んだら片付ける」を、徹底すれば問題はないのだが、組み立てるだけで1時間弱はかかってしまうので、毎回片付けるとはいかない。
猫たちには、早く学習をしてもらいたいものだ。