こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

情報の共有範囲は

2015年11月04日 11時29分55秒 | Weblog
まだ11月に入ったばかりではあるが、この1年間、本当にいろいろなことがあったというか、ありすぎた。
前半のころまでは、自分の中では、特に大きな問題となっていなかったが、ここにきて、問題になっているというか、整理した方が良いのではと思い始めていることがある。
それが「情報の共有範囲」である。

「お米の将来ためには、お米に関する情報について一切制限がない」というのが、自分の考えであった。
よって、自分がデータとして蓄えたお米の情報だけでなく、「和穀の会」から自分が作っているブランド米を仕入れてくれている「こだわり米取扱店」から集めた、貴重なお米の情報についても、フルオープンで公開していた。
しかし今、それについて疑問が出始めている。

自分が独自に調べたりして手に入れたお米の情報については、お米の将来のためにも、お米の活性化のためにも、これからもフルオープンでよいだろうと思っている。
しかし、「和穀の会」系列の「こだわり米取扱店」から集めた情報については、どこまで公開することにするか、どこまで使用できるようにするのか等の、一定の制限をした方が良いのではと思い始めた。

お米屋からの情報というのは、お米のブランド化をするためには、なくてはならない情報で、産地では考え付かない、気が付かない情報が多い。
そしてこれらの情報は、産地が行っている試食アンケートでも手に入らない。
スーパー等の売り場では100%手に入れることが出来ない。
百貨店でも手に入れることが出来ない。

理由は、こだわりの米屋がお米好きの消費者との、対面によって得た貴重な情報だからである。

そしてこの情報は、今までの米屋が新しい米屋「超米屋」になるために必要な情報なのだ。
なのに、それを、今無駄遣いしてしまっているように思えている。

こんな使い方をしていると、自分たちの将来を、自分たちが潰してしまうかもしれない。
そんな不安が出始めているのだ。

米屋が持っている情報は、米屋のために使用するのが本来の姿かもしれない。
どこにでも売っているお米に対して、自分たちの将来を脅かすかもしれない売り場に対して、わざわざ出す必要はないのではないか。
そう思い始めているのだ。

閉鎖的な考え方だということは、百も承知である。
お米の将来のためには、情報は1つでも多い方が良いのは当然。

でも、米屋なくして、新しいお米は生まれない。
米屋を1件でも多く生き残らせるためには。
1件でも多く超米屋として蘇ってもらうためには。

情報のあり方について、考えた方が良い時期だと思った。
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投稿を止めた3日間

2015年11月04日 10時17分35秒 | Weblog
日曜から火曜日まで、ブログ・Facebook・Ameba・Twitterへの投稿を止めていた。
毎日必ず投稿している自分が3日間も投稿をしないと、「病気でもしているのでは」と、心配して連絡をしてくれる人もいた。

病気をしていたわけではない。
今まで無理をし過ぎていたので、体調を整えていたというか、くたばっていたというか。

日曜日と祝日の午後は、心身ともに「休みモード」に入ってしまって、起きていることが出来ずに、ずっと寝ていた。
5時間以上寝てしまうとダルさが出てしまう自分なのに、今回は、それでも寝足りなかった。
さらに、いつもは夢の中でも仕事をしているのだが、それも無かった。

本当に、完全な「休みモード」だった。
なので、久しぶりに身体は楽な感じがしている。

でも、メニエール病については相変わらずで、左耳はほぼ聞こえず。
両足の下肢静脈瘤も、サポーターによって抑えられてはいるが、少しも改善せず。


さて、仕事モードのスイッチを入れることにしよう。
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ICTを活用した営農システム

2015年11月04日 09時45分32秒 | Weblog


NEWCOUNTRY増刊号のご案内

ICTを活用した営農システム~次世代農業を引き寄せる~

http://www.dairyman.co.jp/book/newcountry/zokan/1510_index.html

北海道の農業は、農家戸数の減少に伴い経営耕地面積が増加しています。
さらに、担い手の高齢化が進み労働力不足が深刻な状況にあるため、農作業の省力・軽労化は重要です。
こうした背景からロボット技術やICT技術の活用が期待されています。
実際に北海道では、GPSガイダンスシステム、GPSオートステアリングシステムの普及が進んでおり、省力化に一役買っています。

本書では入門編、応用編、事例編に分けて、農業生産現場で普及が進んでいるICT技術を解説するとともに、現場への取り込み方、今後の方向性などを紹介しています。
ICTに関心はあっても詳しくない方、技術は知っていてもその効果が判然としない方など、さまざまな方に手に取っていただきたい1冊です。

B5判 184頁 定価3,909円(税込)

農業の衰退が避けらけなくなっている中、いかに地域の農業を守り発展させるか。
地域なくしてブランド米は存在できません。
そのためには、農作業の省力・軽労化は、最重要な問題です。

小さな地域からすると、GPSの活用などは関係が無いことかもしれませんが、地域の将来のためには、知識として持っていて損はありません。
今は必要でないかもしれないという知識でも、どんなタイミングで必要になるかわかりません。
その時にオドオドしないためには、今から知識をつけておくべきだと思います。

ちょっと宣伝ですが・・・
自分が勤めていた、一般財団法人 北海道農業近代化技術研究センターの先輩も、執筆しているそうです。
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