ここのところバタバタしており、頻繁に大阪へ行っていた自分。
ここにきて、急きょ北に向かう所用ができた。
これはラッキーではないか!
北海道新幹線開業前に、スーパー白鳥を乗り納めることができる。
その昔、青函連絡船廃路の時、なぜ乗船納めをしなかったのか、いまだに悔やまれる。
今回は、生涯後悔のないようしっかりと乗り納めてこよう。
ビールとおにぎり3個、鳥の空揚げを買って、はやぶさ五号に乗車。
前日ちょいと飲み過ぎたため、仙台までの1時間半は爆睡してスッキリ(^^)v
仙台からは、程よく温まったビールをいただき、旅モードへ気持ちを昇華させてゆく。
いつの間にか車窓には雪国が映し出されていた。
時折、床下からバコーン、ガコーンとかなり大きな異音がし、身構えてしまった。
何事か?
そう、線路上の雪の塊をはねあげて床に激突しているのだ。
東海道新幹線では絶対に体験できないプチスリル(^^;
やがて新青森に。
東海道新幹線の3時間は山陽新幹線まで突き抜けてげっそりするけれど、東北新幹線はなぜか苦にならない。
たぶん、乗車しているひとが、ほぼ普段着の旅人だから?盛岡すぎたら、自分の車両にはスーツオジサン二名でしたから。
新青森駅に降り立つと、まさに雪国、こんなに深々と雪が降り積もっているとは。
貨物列車の遅れにより、少し遅れてスーパー白鳥五号が入線。
自由席は新幹線からの乗り換え客で混雑していたが、指定席は半分くらいの埋まりよう。
その半分がお年寄りの団体客だったので、皆さんそれぞれの盛り上がっていた。
青森駅までは後ろ向き進行だが、ここでスイッチバック。
当該列車は津軽線へ入ってゆく。
降り積もっている雪のため、ジョイント音が小さく雪原を北上。並走する北海道新幹線の高架も時折見える。
携帯電話GPSを作動させると、海岸沿いに出てきたのがわかった。青森湾だ。
やがて進路を内陸に向けると、津軽海峡線へ。
できたてホヤホヤの新幹線高架に向かい緩やかな勾配。
そして上り詰めたら合流し、三線軌道となる。
残念ながら、この三線軌道を写真に収めるのを忘れてしまった。
いくつかのトンネルをくぐり、青函トンネルへ突入。
下り基調の線路は、1.2パーミルらしい。15分位下り続けただろうか?水平になったら、やや登り基調に。
ブラタモリによると、ここでノッチを入れてモーター音が変わるらしいが、乗っている車両はMT車でなかった。
だから、全く音の変化を感じとれなかった。
トンネルを抜けたらそこは北海道。
木古内駅に停車。
お!East-iじゃん。
こんなところまで遠征してくるのね。
新幹線が開業したら、本州と北海道を行き来できなくなる?それとも、海峡専用電気機関車のお世話になる?
本州側では気にならなかった揺れが、道内に入ったらやや大きくなってきた。
一度車体が大きく傾いた時には、少し焦ったりして(;^_^A
海沿いに出ると、大きく湾のふちをゆき、対岸には雪化粧の函館山。
ほどなくして、五稜郭を通過し、函館駅に定時入線。
青森駅を出るときには10分遅れだったが、完全に取り戻していた。
これで、在来特急による青函トンネル越えは悔いなく乗り納める事ができた。
次に青函越えをするときには、北海道新幹線だ。
函館駅に降り立ったお客さんは、平日昼間にもかかわらずソコソコ。
これなら、新幹線が開業後は期待できそうだ。
久しぶりに降り立った函館駅。
さ、これからお目当ての場所に向かいましょうか^^
続く・・・・