春の屋外での自転車の乗りはじめ時期に恒例の「平坦ロング練」を今年も始めたのが3月末頃。
急に暖かい日が続き、3月末でも札幌~千歳~鵡川~安平~長沼~札幌の約170㎞のルートをロードバイクで走ることができた。
翌週はバイクをピストに替えてスムーズなペダリングを意識して約100㎞のルートを走行したが、左手の人差し指の付け根に鈍い痛みを感じ、見ると腫れているように見えた。一瞬「痛風」を疑ったが、こんなに軽い痛みではないようなので、ロードバイクとピストのブラケット形状の違い握り方が変わって関節に負担がかかっていたのかもしれないと自分を納得させた。
人差し指付け根の腫れと痛みは、その後1か月程度続いたが、いつのまにか意識しなくても済むくらいに回復していたので、すっかり忘れていた。
7月にニセコで行われる「ニセコクラシック」は、タイムトライアルとロードレースにエントリーし、自己ベスト更新を目標にトレーニングを続けていたが、6月末のサンパーク周回練後にシャワーを浴びていたら寒気を感じ、熱を測ったら37.3℃で倦怠感を感じたので葛根湯を飲んでベッドで横になっていた。
発熱はその後も続き、全身の倦怠感と頭痛、さらには心臓に妙にドキドキ感があって、気になって夜も眠れない日が続いた。
同時に右眼が赤くなったが、痛みは少ないので市販の目薬を射していた。
そのままの体調が回復しない状態で風邪薬を飲んでニセコクラシックを走り、不調ながらも去年までと変わらない走りができたと感じた。
レース後も体調が回復することなく、トレーニングする気すら起きないくらいに倦怠感が強かった。
そんな体調のまま2週間後の「サロベツ100マイルロードレース」に参加し、タイムトライアルを無難に走れたため、翌日のロードレースも出走することにした。
しかし、ロードレースのスタートが切られて1周目から妙にキツさを感じ(実際に例年よりも速かったらしい)、まったくついてゆくことができずに集団から遅れ、5周目でラップアウトとなってしまった。
ここにきて、ようやく「ちょっとこのままじゃまずい」と考えるようになり、まずは眼の炎症から治そうと会社の近くの眼科で診てもらい、目薬を処方されたが改善せず、目薬を換えても改善せず、医者から「なにか他の重大な病気が隠れているかもしれない」と大学病院を紹介してもらった。
そのころから、手指、手首等に腫れや痛みを感じるようになり、徐々に痛む場所と痛みの程度が強くなって、日常生活にも支障が出るくらいになっている。
<現段階で痛む場所>
・顎(口を開いたり、食べ物をかむ動作が辛い)
・首(横や後ろを向く動作が辛い、寝ていても横を向くと辛い)
・手指(関節周囲が腫れて動かs難くく、痛みが強い)
・手首(重い物を持てないくらい痛みが強い)
・肩(腕を上げられないくらい痛みが強い、寝ていても上を向いても横を向いても痛む)
・骨盤外側(動き始めに筋肉の付着部に強い痛みを感じる)
・膝(動き始めに強い痛みを感じる、座っていても痛むこともある
・足首(左足首内側踝あたりに腫れと痛み、朝は歩けないくらい痛む)
・足裏(右足裏の指の付け根が体重をかけると痛む、朝は歩けないくらい痛む)
右眼の炎症は、消炎鎮痛剤の服用でかなり収まっているが、左眼にも炎症が起き始めており、目薬を処方されている。
その後、血液検査や画像診断などの各種検査を経て、「脊椎関節炎」の病態の一つであると診断され、消炎鎮痛剤を2種類試し、ファラゾスルファピリジンを試したが、症状改善に至らず、全身検査をパスしたら生物学的製剤アダリムマブ(商品名ヒュミラ)を処方される予定、が現在の状況。