ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

明治6年の地籍図

2022-03-08 15:00:41 | 日記 地域
先日,NHK学園古文書・2021年度解読実践コース第10回を提出しました。
第10回は明治6年の地租改正に関する文書でした。
どこかで・・・
提出後ですが,思い出しました。
たつの市揖保川町新在家の「重要文化財 永富家」の蔵にあったはずです。

ということで,
今日,永富家へ

(写真は,永富家の庭の梅)

永富家には,1年半ほど前に行って,蔵の古文書を見たのですが,近現代は苦手!とスルーしていました。
今回は,地租改正に焦点を当てて,永富家へ (写真撮影可)
蔵の入り口すぐ左にありました!「新在家村地籍図」(明治6年5月の記述あり)   (写真うつりが悪すぎるので,小さく)
図には,細かく,境界線,地番,所有者が書かれています。
「惣反別弐拾五町九反三畝五歩半
  此高二百七拾四石五升四合」ということは,面積と石高です。
「播磨国揖西郡新在家村」に続けて,戸長,副戸長等の名が書かれていました。
同じケースに地券もおかれていました。

隣のケースにあったのは,天保八年(1837年)の「新在家絵図」

ここには,
「三百石七斗五升弐合
   内
  弐拾六石七斗五升三合先年永荒
 残二百七拾三石九斗九升九合」  そのあと,
「揖西郡新在家村」に続けて,年寄,庄屋等の名が書かれています。
もちろん,地番等は書かれていません。こちらは石高です。
描かれた目的が違うのでしょう。
私がおもしろい(?)と思ったのは,絵図の下の方,
「正條御高札迄拾七丁三拾五間二尺」と隣の村の高札迄の距離を書いているところ。
ざっと計算すると,2㎞弱?
正條交差点すぐ近くのJR竜野駅から永富家住宅までネットで調べると(NAVI TIME),2.1㎞!
すご~い!
と喜んでしまいました。

解読実践コースは2016年度からはじめて,次は2022年度。
(その前に,初めての古文書,基礎コース,応用コース,応用ステップ2)
3月半ばから順次発送とのことなので,次の教材を楽しみに待っています。

(いつものことですが,翻刻ミス等があったらすみません。)


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