丸帯
丸帯は、幅、一尺八寸五分(約70cm)に織り上げた帯地を、
半分に折り合わせ芯を入れ、縫い合わせて帯に仕立てたもの。
つまり、表裏同じなんですね。だから、めっちゃ重いのです。
長さ ・・・ 一丈一尺五寸 (約4m55cm前後)
非常に豪華なもので、昭和初期までは、上流階級の婦人が
正装に締めました。綴錦、金襴、緞子、繻珍、厚板などがあります。
現在主に使われている丸帯は、花嫁衣装の華やかな振袖に
締める帯、舞妓の匂やかな振袖に締める、だらりの帯です。
だらりの帯は普通の丸帯より長い特注品
花嫁は文金高島田、舞妓は桃割れや割れしのぶなどの日本髪を
結った大きな頭には、ボリュームある帯が似合っていたのです。
参考本;「帯の常識と帯結び」1993年版
参考本;「定本 着付けと帯結び百科」 講談社1993年発行
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本当の昔の丸帯を講師時代みたことがありますが、刺繍が素晴ら
しすぎて、二重太鼓を結ぶのもしんどいぐらいの重さ・厚さでした。
「舞妓さんの帯結びは男でないと務まらない」
そう言われるのも無理ないなあと思いましたね。
現代に作られている丸帯もみましたが、昔ほど凝っていませんね。
というより、使えるように軽く(普通よりは重い)、織ってありました。
たまに、おばあ様から頂いた丸帯を袋帯に仕立てたという話もききます。
二本同じものができるので二人に分けられますね。
たまに柄が違うのもあるので喧嘩になるかも・・・
頭の大きさとのバランスをとるために
だらりとたらした・・
そのため両面が見えるから裏表で長くなる・・
ちょっと感心しています。
う~ん 帯って奥が深いですね・・
昔の人は、腰がしっかりしていたのでしょうね。
すごいものですね。
4m半ですか・・・・。
こんど舞妓さん見つけたら、帯を見て楽しみます。
その時代の生活によって、
着物と帯も変化してきたのです。
今、普段着物を着ないので、二部式や
ドレス感覚で着る着物など、出ています。
ついこの間、感覚ではなくドレスになる着物をみました。
昔の人ばかりでなく今の人も凄いです!
☆ きんのすけさん
帯を巻くことによって腰が強くなったということも
考えられるかもしれないですね。
着物を着ると、姿勢がよくなることも関係あるかも?
舞妓さんの帯の垂れ先には、館の紋が入るそうですよ。
素敵です!
武士の二本差しも相当重かったようですが、男女共に男らしく、女らしく見せることは体力と根性が必要なのかもしれませんね
そこで、オビちゃんに 付かぬ事お聞きしますが
>幅、一尺八寸五分(約70cm)に織り上げた帯地を、
>長さ ・・・ 一丈一尺五寸 (約4m55cm前後)
だいぶ重量感ですょネ・・・
ここで、異性として、心配なのが・・・・、
下着と言うか、パンツと言うか・・・
は、装着しているのでしょうか。{/ari_1/
昔は、していなかったことを聞いた覚えがあります。
トイレの時には、どうなってしまうのか、一人で心配しております。
だから、如何に美しく匂やかに見(魅)せるか、
日々、お稽古に精進なさってるらしいですよ。
まさに体力と根性がいりますね。
今は男らしく、女らしくというと差別だと言われがちですが、
体がそのようにできてるのですから、ちゃんと受け取めてほしいですね。
私も着物習いたてのときは、気になりました。
現代の男性もたぶん女性も、トイレの時は?って
一番気になっていると思います。
次の更新のネタにします。お楽しみに!!!