さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

月の十二支の語源

2010年03月12日 12時56分00秒 | 十二支の話

月の十二支の語源

 

【月の十二支(十二辰)】

草木の発生・繁茂・成熟・伏蔵の過程、つまり陰陽

消長する順序を十二の段階に分けて名づけたもの。

(十二か月の各自の特性を示したもの)

 

【時の十二支】

一日における十二刻の特性を示したもの

 

【方位の十二支】

十二方位の特性を示したもの

 

 

 

 

 

 (いん)

旧暦一月。
寅は螾(いん)〔うごく意〕で、
草木が春の初めにおいて発生する状態を表している。
寅の月はすなわち正月であり、立春の季節である。

 

(ぼう)

旧暦二月。
卯は茂(ぼう)〔しげる意〕または冒(ぼう)〔おおう意〕で、
草木が発生して地面を蔽うようになった
状態を表している。
 

 (しん)

旧暦三月。
辰は振(しん)〔ふるう・ととのう意〕で
陽気動き、雷が声を発し、草木の形が整って
活力が旺盛になった状態を表している。
 

 巳(し)

旧暦四月。
巳は已(い)〔やむ意〕で、
草木が繁盛の極限に到達した有り様
を表している。

 

(ご)

旧暦五月。
午は杵(ご)〔つきあたる・さからう意〕で、
草木が繁盛の極限を過ぎ、衰微の傾向が
生じたことを表している。

 

 (び)

旧暦六月。
未は味(び)〔あじ意〕で、
草木の果実が成熟して滋味を生じた
有り様を表している。

 

(しん)

旧暦七月。
申は伸(しん)〔うめく意〕で、
草木の果実が成熟して締め付けられ固まっていく
有り様を表している。

 

(ゆう)

旧暦八月。
酉は■(糸偏に酉)(しゅう)〔ちぢむ意〕で、
草木の果実が成熟の極に達した
有り様を表している。

 

(じゅつ)

旧暦九月。
戌は滅(じゅっ)〔ほろぶ・切る意〕で、
草木の枯死する有り様を表している。

 

(がい)

旧暦十月。
亥は閡(がい)〔とざす意〕で、
草木がすでに凋落して、生命の力が種子の内部に
閉蔵されてしまった有り様を表している。

 

(し)

旧暦十一月。
子は孳(じ)〔ふえる意〕で、
新しい生命が種子の中に萌し始める
状態を表している。

 

(ちゅう)

旧暦十二月。
丑は紐(ちゅう)〔ひも・からむ意〕で、
萌芽が種子の中に生じてまだ十分に伸び得ない
有り様を表している。

 

 

        

 

 

【十二支の異名】

・・・困敦(こんとん)

・・・赤奮若(せきふんじゃく)

・・・摂提格(せっていかく)

・・・単閼(たんあつ)

・・・執徐(しつじょ)

・・・大荒落(だいこうらく)

・・・敦牂(とんしょう)

・・・協洽(きょうこう)

・・・涒灘(とんたん)

・・・作噩(さくがく)

・・・閹茂(えんも)

・・・大淵献(たいえんけん)

 

 

 

 

 

 『現代こよみ読み解き辞典』 編集:阿久根末忠・岡田芳郎 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (忠太)
2010-03-13 04:04:00
かわいいイラスト付きで、十二支のことが分かりやすく解説してあり、面白かったです。
返信する
忠太さんへ♪ (obichan)
2010-03-13 11:08:09
実は、月の十二支なんてまったく知りませんでした。
時刻も方角も時代劇や古文書などで馴染みがあるんですが、
月においては、かろうじて卯月(うづき)を聞いたことがあるだけでした。
しかし普段使わなくて済んでいるので、調べたこともなかったです。
イラストは内容に合わせたもので印象づけるためものです。

コメントありがとうございました。
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