第五話、≪入園式≫
「御入園おめでとうございます。」
「いゃ~、自分で着はったん やっぱり着物っていいわねぇ~
似合ってるやん。私着れないからスーツ買っちゃったわよ。」
「ありがとうございます。」
まるで、ファッションショーのような派手なスーツ、
えーと、今日は何の日だっけ と、悩みそうになった。
入園・入学・卒園・卒業などの式典は、子供が主体だから、
親は子供より目立たない服装にしないとだめですよ。
お師匠様にそう教えて頂いたはずだが・・・
ちょいと時刻はさかのぼる。
こちら、私の部屋、今まさに着替え奮闘中・・
確かに、確かに3分で帯は付けれる。(いや、も少しかかるかも)
しっか~し、着物がっ、着物がっうまく着れないよー
気に入らないのである。ーーそりゃそうだろ
浴衣さえ着たことのないズブの素人が、何回か練習したところで
気に入るように着れるわけがない
お師匠様だって2・3日着ないときは気に入らないときがある、
とおっしゃっていたぐらいである。
なんせ、着付けを習い始めて短期間しかなかったので、
最初疑った『3分でお太鼓結び』の方を慌てて覚えたのだった。
式典では、『お太鼓』ではなく、袋帯の『二重太鼓』なのだ。
実は、前日の晩にセッティングしておいたのである。
後は、背中につけるだけ~...だったのだが。
ーーーともあれ、最初の目標が達成した。
ーーーさて、次は何を目指そうか。
つづく。。。
意外な盲点でしたね
んでも、このブログで上がってる結び帯の画像を見ましたが、どれもキレイっすね
なんか和服の似合う彼女がほしくなってきました
慣れた人ほど「気に入らない」ときって、気持ち悪いそうですよ。
ありがとございます、お褒め頂きまして。
基本的には、誰でも似合いますよ~
悪戦苦闘で着れたのですね・・
兵児帯で腰を安定させれば
後は適当で良いのでは?って 思ってましたが
そうでもないみたいですね・・
で・・袋帯の『二重太鼓』って作って置けるのですか?
何でも進化するものですよ。
といってもこの方法は、20年ぐらい前からあるようですよ。
「お道具」「姿」とか呼ばれています。