こんなにもぐうたらぐうたらしていていいのだろうかと、自分でも恥じ入るくらいに、ぐうたら生活をしている。
老人だから此ですんでいるが、若い時代なら、尻をひっぱたかれるところだろうなあ。
ああ、よかったよかった、若者ではなくて。胸を撫で下ろす。
老人だから、じゃ、みんながそうしているかと言えば、もちろんそうではあるまい。
怠け者にならず、だらしなくしないで、キリキリして、あれこれ自分から進んで、一日ハリネズミのように動き回っておられる方も多いはず。
老人は怠けていていい、ぐうたらも許可される、などと高言するわたしがおかしいのである。
散歩にでも行けばいいのに、それもしない。スポーツセンターに言って体を鍛えればいいのに、そんなこともしない。ただひたすらぐうたらしている。寝転んでいる。
それで暮らしが立っていけるのなら、それは有り難いことである。特権階級なみの暮らしである。