わたしに美しい風景を見せてくれます。
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どうしてだろうかな、と思ったりします。
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どうしてわたしに見せようとしているのかな、と。
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そんな小難しいことを考えなくてもいいのかもしれません。
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美しいものをただ美しいと受け止めているだけでいいのかもしれません。
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背後に、意思を感じる方がおかしいのかもしれません。
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誰かがわたしに、故意に、つまり意思を持って、美しい風景を見せようとしているとすれば？
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わたしはそれに気付くべきだ、と思います。
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＜はい、しっかり見ました。見届けました＞と受領証を書いて渡したりすれば、相手だって喜んでくれるはずですから。
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いまのところ、そんな面倒なことは省略して、わたしは美しいものを美しいとして見ています。
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こんなに見させてもらってていいのかな？ などと時々そう思います。
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美しい風景を見たら、その都度１ｍｍだけ人格が高くなったりするのであれば、はっきりするのでしょうが。
玉葱苗２００本を植え終わりました。
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苗物屋さんで苗を買いましたら、店主が、マルチ栽培を進めました。
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で、マルチを買いました。
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玉葱専用の肥料も勧められたので買ってしまいました。
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けっこう多額な出費でした。
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野良仕事はわたしの老後の趣味。農産物を売って儲けを得たりはしません。
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年金以外に収入はないのに、趣味代金がけっこうかさみます。
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＜遊ばせ賃＞なんでしょうね。
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まあ、とにかく、今日の午後はこれで遊ばせてもらいました。
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まずは畑にちょうどいい広さの畝を盛ります。マルチを広げます。両端を土に埋めて、これを固定します。
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マルチには丸い穴が開けてありますから、これに玉葱苗を１本ずつ植え込んで行きます。
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その穴に、粒剤の専用肥料を撒いて行きます。
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最後に水撒きをしました。小川に下りて行き、如雨露に水を汲んで、運びました。
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３００本用のマルチだったので、余ってしまいました。
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マルチをしていると、草が生えてきません。黒い色のマルチは冬の薄日を吸収しますから、暖房装置になっています。玉葱が太りやすくなります。
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でも、マルチを使う農業は、お爺さんには使い勝手が飲み込めなくて、なかなかに面倒で難しいと感じました。
スマホで夕焼けの写真を撮りましたが、うまく撮れませんでした。
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スマホも優秀なはずですが、わたしの目の方がうんとうんと優秀。
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美しいものを、目は美しく受け取っています。自慢をしたくなりました。
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わたしに写真技術がないだけのことかもしれませんが。
西の空が真っ赤だ。美しい夕焼けだ。感動する。
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野良仕事を終えて帰宅した。外の椅子に腰掛けてしばらく休憩する。
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見上げて西の空の赤さにはっとする。
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そこにいきなり神々しいものを感じる。
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輝きを増している太陽の、輝かそうとする意思を感じる。
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どうしてこんなに美しくしていられるのだろう？
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何かわたしに伝えたいものがあるのかもしれない、などと思ったりする。
１１月は霜月。霜が降りる。寒くなる。夕方、日が落ちるとすっと冷える。上着を着込む。そのままにしておくと、クシャミが出る。ぶるぶるっとなる。
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霜月は体温調節が難しい。風邪を引かぬようにしなければならない。
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さ、野良仕事を開始しよう。５時半で日が暮れる。４時間ある。
客人から先日お土産に頂いた餅吉の「てのひら日記」なるものを食べている。おこたに入ってお茶を飲み飲み。いろどり＜おかき＞だ。小片が７～８個入っている。塩っぽく且つ甘い。ぼりぼり食べている。わははあ、とうとう一袋一人でみんな終わった。まもなく午後１時半。窓の外の、秋の日射しが明るい。
７７歳お爺さんは静かにお留守番している。家内はフィットネスクラブに行って、家を空けている。妻は元気で留守がいい。
おやや、日が射してきたぞ！
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外に出られるぞ！
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北の畑まで一輪車を押して行こうかな。
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北の畑の薩摩芋の１畝がまだ掘られていない。
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掘ったら、子芋が一輪車いっぱいになるだろう。
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薩摩芋の畑の畝は、蔓で覆われている。
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これをまず切って処分しなければならない。
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運んで行って捨てねばならない。かなり重たい。
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この作業が骨が折れる。
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スコップで掘り上げる。周囲から掘り進めて行く。芋を切り裂かないようにしなければならない。
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傷が付いたらそこから腐っていく。傷つけないようにそっとそっと一輪車に運ぶ。
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掘った後がまた一苦労する。
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スコップで、元に戻して平らにしなければならない。
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平らにして、また畝を作って、そこに新しい野菜を植え付ける。
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これで完了する。
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始めから終わりまで、一人でにたにたしながらの作業だ。
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カラスが上から見ていてお爺さんを笑う。
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よろよろよたよたのお爺さんを笑う。
ここで打ち止めにしよう。
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このブログ、朝から書いている。
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１０篇を超えた。
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もういい。
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読んで下さる人がいれば書ける。人善菌が促して来る。
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ブログはフシギな茸。森の茸。
さ、出掛けるとするか。
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何処へ？
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当てもなく。
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待つ人在らず。待たれる我が身なく。
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一人のドライブが好き。
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山里にいるから海を見るのが好き。
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海までは、しかし、遠いけれど。
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山里は終日人の顔を見ないことが多い。
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外へ出て行けば,人間界に到着する。
さぶろう、おまへ、入選の作品はないのか？
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へ。
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ここのところ永らくありませぬ。
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投稿がみな無駄になっているということか、それでは？
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いな、それがそうとも言えないんで。
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作る楽しみ、創造の楽しみが残されています。
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わずかにわずかに。ひっそりひっそり。
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評価なしの。無防備な。生まれたばかりの赤ん坊の、おぎゃあおぎゃあの叫び声の、作品が。
