目白さんと僕とは、食べる量が違うなあ。
僕は小蜜柑を一個ぺろりと食べてしまうけど、目白さんは小さな嘴で突いて、ちびりちびり。ほんの僅か。何グラムあるだろう。一寸食べたら満足をして飛び去って行く。
うううん、目白さんと僕とでは食べる量が違うなあ。
体重が違うからなあ。目白さんの何倍あるんだろう、僕は?
小さく生きている目白さん。活動するエネルギー量だって僅かだろう。それを補う食糧も僅かでいいのだろう。
体のサイズが少ないと、それだけ、幸福量も満足量も少なくて済むのだろうか?
すぐに足りてしまうのだろうか?
すぐに足りて、サイズに合った幸福に浸っていられるのだろうか?