AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

習作にアイロン

2012-09-10 11:03:14 | Weblog
 相変わらずの晴天の日々ですが、もう真夏日なんて言葉を予報士の
口から聞かなくても、判断ができるようになってしまいました。

       

昨日の夕方の富士山のシルエットのまわりの鮮やかな彩りで、今日の天気を
私は予想していました。
なぜか今年は夏の季節に眺められる富士の姿は多かったように思えます。

三ヶ月ワンクールの教室の更新もこの10月で3回目になります。
更新の通知と授業料はPCですませますので、この部分については
とっても機能的で次回には全部が出席するとは決まっていないで、そのためか
一緒に入った方でももうお顔を見せない方もいます。

       

       

       

      
最初の三ヶ月は決められた課題を刺し方の注意などを聞きながら一点づつ
仕上げていきます、この三枚が課題作です。
このうち2枚はかなり大きなものですが、
一番下のが最初に渡された練習作でした。

この<津軽こぎん刺し>に出会ったのはもういつか忘れてしまうほど昔ですが、
はじめて出会ったときの印象が強烈で説明を聞きながら
<いつか>は刺してみたいとは思っていましたが、
咲き織りとコラボさせる何かを..と、思ったときに頭に浮かびました。
そこで<津軽こぎん刺しの歴史>とともに往時を忍びながら
機会を得て学んでみることにしました。

今はカルチャー化していますが、寒い津軽で衣類としては麻布しかなく、
厳しい冬を凌ぐには北前船で運ばれてくる短い安い木綿糸を少し買える
ぐらいの貧しさのなかで、麻布の荒い織りを埋めるように刺しては
暖かさを工夫していたということでした。
往時の女性の厳しい暮らしの中で生まれた刺し方がカルチャー化して
今に伝えられているようです。

今は麻地、木綿地に模様を刺していくのですが、学んでいる先生が
いろいろ研究して今になっているようで、
<日本の三大刺し子>のひとつといわれています。

深くは知りませんが、もう少し続けてからまた、こぎん刺しの故郷を
尋ねていろいろ知りたいと思っています。
きっと私の人生のなかできっと最後の学びになると思いますので、
じっくり関わっていきたい!と教室に通うたびに
もう長いこと学んでいる先輩の作品を眺めたり、触れたり、話を聞いたりして
自分の中で思いを膨らませた作品ができたら...と、思っています。

それまではこれから数年は刺し方の研鑽を重ねなくては、ですから、
先を見据えて楽しみながら学んでいきたいです。


コメント (16)
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