日本橋の欄干の上に建つ彫像を見ながら行った先が栄太楼本店喫茶室で甘味で小休止してから、
暑中お伺いを送ってくださった方へのお礼の品をここでお願いして、もう帰りましょう!と思いながら、
何故か足は日本橋のたもとから発着している川船乗り場に向っていました。
船の座席からながめた日本橋、上には覆い被さるように高速道路が走っています、
唯一工夫されたのが高速道路を見上げたときに少しはきれいにと工夫されたとかで、無機質な感じは
避けられているとの説明が待ち時間のなかで語られていましたっけ。
2時半発の水上ボート?風の船です。もう一隻発着する船は屋根があるのですが、時間が合いません。
川風に吹かれっぱなし、日陰なしの一時間の散歩です、日焼けは覚悟で乗りました。
席は自由で、カメラで撮るなら前のほうが...と言われて二列目に座りました。
大きな買い物袋を持って乗るのは私ぐらいで、しかもひとり姿も私だけですが、気にはなりませんでした。
エンジンの音が船底からつき上がってきて出発です。案内は<神田川船の会>のボランティアの方だそうです。
あちらこちらから上る観光船、下る屋形船などが水面を行き交います。
全員に貸してくださる麦わら帽子が飛びそうになる川風はとても気持ちよく、屋根なし船で正解!でした。
景色も遮られる窓もなく、カメラを構えるのも自由です。
川のうえからのスカイツリーです。船首を左に舵をきって間もなく視界に姿を現しました。
この船の運航路はここでユウターンして他の川筋を走ります。
屋根のない船上から見上げるのも大変な高層マンション群が林立しているウオーターフロント、
地震、津波の大震災はついこの間のこと、海から生えているような錯覚を起こしそうな
マンションにちょっと複雑な気持ちになりました。
でもまだまだそちこちには長~~いクレーンの姿があるのです。
レインボウブリッジを眺めながらの説明では<クイーンエリザベス号>が世界一の高さを誇った時代に
下を通れるようにと設計、建設されたこの橋、今ではもうそれ以上の大型客船が増えて、
晴海ふ頭には接岸できなくなり、橋の手前には新らしいふ頭を建設中だそうです。
船は舳先をかえて帰路につきます、そのときには東京タワーが望めました。
ほんの一時間の日照りのなかの水上散歩でしたが、いつも見る視点とは違った角度での
丁寧な説明つきで楽しかった~!!
行き交ったあの船、この船にも乗ってみたい思いにかられながら帰ってきました。
降りてきて振り返ったときに見つけて撮りました。
ここから発着するこの屋根なし船?ボート?艇? 呼び名はともかく季節によって
案内する川を変え、春には水道橋あたりの桜見物もできるようですので、
また、秋深まるころに航路を聞いて乗ってみたいもの!と思っています。
帰ってきて、シャワーを浴び、奈良のアンテナショップで求めた野菜を料理して、
ベランダの椅子で缶ビールプッシュ!!で一日を振り返り、これからも
いろいろな探検をしてみたいと、足をさすっておりました。
神奈川住まいですので、アンテナを高く張り、遅ればせながらあちこちを
歩いてみたい気持ちがわいていくつか本を求めてきています。
近場からはじめましょうか...。