早朝6時半、新高輪ホテル前より成田空港までリムジンに
乗り、ふたたびベトナムへの旅がはじまりました。
<ちょっと、行ってきま~~す!!>の娘のテル
に
<あ~、一緒の行きま~す>って...ふたり旅となりました。
私の目的は最初のときには誘われてついて行った感覚で
たいして旅行ブックも読まずに珍しさでのお任せ旅でしたが、
帰ってきてからは、歴史や民族や現在の日本との関係などを
私なり学び、それを確かめたい!!が早い機会にチャンス!が
やって来た訳です。
今回は前回と違って、昼間に上空からベトナムを眺められるのが
大きな魅力で、土地の区切り方などに民族性をみることができ、
新たな認識がありました。
ホテルの窓から眺められるサイゴン川の流れは5月に初めて
訪問したときと変らない悠々たるものでした。
ホテルは前回の<マジェスティックホテル>ではなく
同じ川沿いにワンブロック離れた白亜の高層ホテル
ルネッサンスリバーサイドホテルを選んでいました。
また、出かけるとしたら違ったホテルを選択するのが
私たち流の考え方は一致しているところです。
比較してみると、マジェステは風格、部屋の設え朝食のフォーなどは
私好み、今回のルネッサンスはエステがとても上手なのと
一階の洋服店で既製品に気に入ったものがあった場合、
同じ値段でオーダー出来、しかも着て、直しがあれば
2時間後にはしっかり直してくれて、縫製が実によい!!のは
うれしい発見!!。
いくつかの???を確かめたくて出かけた私でしたが、
空港からホテルまで送ってくれたガイドの説明では
<2年後にはサイゴン川の地下にはトンネルが開通します>
<今、空港をはじめ、復興、再開発が加速している>
<5年もしたら、ホーチミンは激変している>と...。
今朝の日経でもベトナムの経済や個々の収入増が報道されていた。
戦後の日本の復興を見続け、理解している私ではないので、
長い悲しい歴史のなかではじまった復興と開発の兆しを
目で見て、心でいろいろを前回感じていた私は、
日本の戦後の復興もこうして行われてきたのか...と
決して旅人気分だけでないものを感じるのです。
(ベトナムは敗戦国ではないのですが)
ただ、旅で楽しむのも面白いことだけど、特にアジアの
場合は日本と歴史の何処かで繋がっている国が多いので
そんなところも合わせて知ることを是非...と
思ってしまうのは、年齢がなせるわざか...。
今の日本と同じような気候のベトナム、
一朝一夕では知ることの出来ない奥の深い問題のなかで
国の発展!!って何?を見続けてみたい気分の今日です。
関西の普通の女の子が仕事をやめ、リュックを背負い、
<3ヶ月をかけて中国、タイ、マレーシアを巡り、
ベトナムのはあと半月滞在して日本に帰ります>と、
<恐いことはないの...>の私の問いに
<恐いと思うよりは、淋しいときのほうが...>
と胸に手をあてていた姿が心に残っています。
<日本に戻ったら、また就職を考えています>とのこと。
出会った店のオーナーの話では、今、女性のひとり旅が
多く、一泊10弗ぐらいの宿を使っているとか...。
でも、シャワー、自炊、テレビぐらいはあるとのこと。
停電もまだ多いホーチミンで出会ったあどけなさの残る
女の子との短い時間の会話だったけれど、
ひとつ大きな発見が心に残りました。
<旅はいろいろなことを教えてくれるし、考えることが
広がり...また、しましょうね> が、娘と私の思いでした。
今度は息子に許可をもらって、お嫁さんも一緒に連れて
女三人旅をしたいと話し合っています。