沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

防衛省が宮古島市へ提出の「陸自駐屯地建設事業に関する協議書」取り下げ!

2016-04-07 06:35:04 | 日記

 止めよう!「自衛隊配備」 宮古郡民の会から以下の情報が寄せられました。
 防衛省は二つの配備候補地のうちの一つの、水源流域にあたる候補地に関して、協議書を取り下げました。まだ、配備計画の全面撤回ではありませんが、ひとまずSTOPさせたことは、地元市民の継続的な反対行動と多くの支援・共闘してくださる島外・県外の皆さんの力の結集の成果だと言えます!
本当にありがとうございます!
まだ、協議書の修正や候補地の変更など、行き先は不透明ですが、配備計画の全面撤回まで頑張って闘い続けていきましょう! 

陸自駐屯地建設事業に関する協議書」取り下げに関する緊急声明

 2016年4月5日の地元新聞は、防衛局が「陸自駐屯地建設事業に関する協議書」を取り下げる文書を市に3月30日提出し、それが4月1日に受理されていたと報じた。
 この協議書は沖縄防衛局から宮古島市に提出され、2015年12月25日に受理されていたものである。しかし、建設予定地の福山地区の大福牧場周辺は、宮古のいのちの水甕・地下水水源流域であるため、建設にあたっては市地下水保全条例に基づいて地下水審議会の承認が必要とされていた。
 これをうけ、まず、第1回目の地下水審議会が1月27日に開かれた。その中で建設の是非については、学術的かつ専門的判断が不可欠であるとして、学術部会に付託され、2月15日と3月3日の両日に審議が行われ、その判断の結果が待たれていた。
 さて、宮古島市下地敏彦市長は、この1年、自衛隊配備に関して市民に対して一切の情報を示すことなく、市民の公僕としてではなく、市民の声に応えない市政を続けており、今回の協議書取り下げに関しても、未だにその事実すら市民に報告していない。
これに対し、自衛隊配備に反対する市民たちは3月市議会に、協議書を含む配備計画の全容や審議会の議事録の公表を求める請願を提出し、これを賛成多数で採択させた。したがって市は市民に公表する義務がある。
また、3月30日、東京の防衛省へ、宮古・石垣市民代表が沖縄選出の国会議員全員とともに、配備撤回の要請行動を行い、その前日には安保法に反対する3万7千人の市民が結集した国会前の壇上から、離島への自衛隊配備の現実と支援を訴えた。
さらに、配備候補地の地元住民組織である福山自治会でも、上野野原自治会でも配備反対決議が上がった。また私たちは、署名行動、講演会、学習会、映画上映会、配備候補地での説明会やパネルディスカッションなど、さまざまな草の根の反対行動を積み重ねてきた。それらの行動の結果が今回の「協議書の取り下げ」の獲得であり、いのちの水甕を守ることにつながったのである。
 しかし、まだこの島への自衛隊配備計画の全面撤回には至っていない。宮古島は生活用水を地下水にしか頼れない島であり、地下水は島の中に存在するものである。したがって、それを危険にさらす可能性がわずかでもあれば、いかなるものであれ、島のどの場所にも建設を許すことはできない。
この島を心から愛し、良く知る私たちは、政府・防衛省と宮古島市長に以下のことを強く要請する。
1 新たな配備候補地を造らず、宮古島のどこにも自衛隊配備をしないこと
2 宮古島市は、市民に対し協議書を含む配備計画についての情報を全面開示すること
 3 今回開かれた地下水審議会と学術部会の双方の議事録を全面公開すること
私たちはいっそう団結して、軍隊のない島の平穏な暮らしを守り、次世代の子どもたちに引き継ぐことを宣言する。
 2016年4月6日

福山自治会              宮古島・命の水・自衛隊配備を考える会
宮古平和運動連絡協議会        平和運動センター宮古島 
止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会   平和を祈る宮古キリスト者の会        
止めよう自衛隊配備!市民集会&東京行動実行委員会