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<知ってるようでよく知らない言葉・モノ・コト> 新幹線 重大インシデント

2025-03-08 12:30:31 | 知ってるようでよく知らない言葉・モノ・コト

 「新幹線 重大インシデント」

 東北新幹線の連結分離、運輸安全委が事故調査官派遣へ トラブル2度で対象に、新幹線初か 2025/3/6 16:15 The SANKEI SHINBUN

 東北新幹線の連結部分が分離したトラブルについて、運輸安全委員会は6日、国土交通省が重大インシデントと認定したことを受け、鉄道事故調査官3人を派遣することを決めた。東北新幹線では昨年9月にも連結器が外れるトラブルがあり、同型車両で2度以上のトラブルが発生した場合、調査対象となる。

 運輸安全委によると、新幹線の連結器が故障するなどしたトラブルで事故調査官を派遣するのは初めてとみられる。昨年9月のトラブルでも走行中に連結器が外れたが、自動ブレーキが作動し緊急停止した。安全委の調査対象となる重大インシデントは「連結器が外れ、自動ブレーキが作動しなかったケース」を想定し、前回のトラブルは該当しなかったという。

 JR東によると6日午前11時半ごろ、東北新幹線の上野―大宮間で、東京発新青森・秋田行きはやぶさ・こまち21号が走行中、連結部が分離し緊急停車した。はやぶさは10両編成、こまちは7両編成で、西日暮里駅付近で停車。乗客約640人にけが人はなく、車両は大宮駅へ移動させた。

 この影響で東北新幹線は東京―新青森、上越は東京―新潟、北陸は東京―長野の上下線で運転を見合わせ、午後2時35分ごろ全線で再開した。

*https://www.sankei.com/article/20250306-NEBF2UVAXFEM5FQ22BY4OQSVCI/ より

 「重大インシデント」

 鉄道事業法第19条の2では、「列車又は車両の運転中における事故が発生するおそれがあると認められる国土交通省令で定める事態が発生したと認めたとき」(同法)は鉄道事業者が国土交通大臣に報告することが義務付けられている。この報告義務が発生する事態を重大インシデントという。

 これに該当する事態は、鉄道事故等報告規則第4条により定められている。

 鉄道重大インシデントの例
 閉塞違反(閉塞が開通しないうちに列車が走行)- 安全側線への進入もこれに該当する
 進路支障(支障進路に進行を許す現示が出たり、進行を許す現示が出た進路が支障された場合)
 冒進(停止信号を冒進し、本線の他の進路を支障)
 逸走(停車場間の本線を逸走)
 線閉違反(工事等のため線路閉鎖している区間に列車が進入)
 車両脱線(列車の脱線は鉄道事故となる。)
 線路障害、施設障害(線路や保安施設等に安全に支障のある障害等が発生)
 車両障害(車両に安全に支障のある障害等が発生)
 危険物漏洩

*Wikipedia より

 昨年9月にも「連結器が外れる」という事故があっての2回目。

 「新幹線の安全神話」はどこに?

 原因究明が待たれるところである。


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