「乃東枯」
6月21日は「乃東枯(なつかれくさかるる)」。
日に日に暑くなり、少しずつ夏の盛りへと近づく今日この頃。草木は緑をますます濃くし、花々は山野に美しい彩りを加えます。
あらゆる生命がいきいきと輝く頃。…そんな中、ひっそりと枯れゆく花があります。
その花は、ウツボグサ。
あまり聞き馴染みのない植物かもしれませんが、七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、このウツボグサが枯れゆく頃という意味です。
「乃東」とはウツボグサの古名です。
ウツボグサは冬に芽を出し、5月〜7月頃に紫色の花を咲かせ、夏至のころに花穂(かすい)が黒ずみまるで枯れたように見えます。他の植物が夏の日差しを浴び、青々と繁っていく中ひっそりと枯れていく。昔の人はその様子に注目し、七十二候にその名前を残しました。
*https://www.543life.com/seasons24/post20200623.html より
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