日経MJ 2022年ヒット商品番付 残念賞

　日経MJ 2022年ヒット商品番付 残念賞

　「回転すし業界の不祥事」

　回転すしチェーントップの「スシロー」は6月、消費者庁と公正取引委員会から、売っていない商品を宣伝した「おとり広告」により、再発防止の措置命令を受けた。

　9月末、業界四位の「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト前社長の田邊公己容疑者が、以前勤務していた業界三位の「はま寿司」から仕入価格や売り上げのデータを盗んだとして不正競争防止法違反で逮捕された。カッパ・クリエイトも起訴された。

　業界二位の「くら寿司」では4月、山梨県甲府市内の店舗の店長が、日常的に上司からパワハラを受けていたとして、店舗の駐車場で自殺した。

　業界五位の元気寿司は9月末、店舗開発部長が不適切な支出を行い、取引先からキックバックされたリベートを受け取っていたとして解雇。社長も交代した。民事、刑事での訴訟を検討中。

＊https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2211/09/news043.html より　一部加筆・編集

　これは「100円寿司」が定着していた「大手回転すしチェーン」の限界を示している。スケールで競っていたが、「仕入れ」にも限界、オペレーション-人件費にも限界。あとは「100円」を崩すしかないと・・・