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< 郷土料理 > 長野 笹ずし

2025-02-04 08:55:25 | 郷土料理

 「笹ずし」

 主な伝承地域 飯山市(北信地域)

 主な使用食材 米、もち米、笹の葉

 歴史・由来・関連行事
 「笹ずし」は、笹の上に酢飯を敷いてその上に具材をのせたもので、飯山市及び新潟県上越地域に伝わる郷土料理。笹ずしの歴史は古く、天文22年(1553年)から12年にわたって争われた川中島の合戦では、信州と越後の国境にある富倉峠が重要な軍用路となった。その折、上杉謙信の軍勢にふるまわれたのが始まりだともいわれており、他にもいくつかの説がある。また、笹の葉は殺菌、防腐効果があり、上杉謙信は戦のときに保存食として笹ずしを携帯していたといわれている。その歴史背景から、飯山市では笹ずしを「謙信寿司」ともいう。酢飯の上には、ぜんまい、たけのこ、しいたけ、くるみなど山の幸を中心にあしらわれ、錦糸卵や紅生姜で彩りを添える。具材は、各地域や家庭によって工夫されている。酢飯にもち米を混ぜる家庭もあれば、具材にひじきや味噌漬けをのせたりもする。以前は、祝い事や祭りなどがあると各家庭でつくっていた。そんなハレの日の食として素朴なごちそうでもあった笹ずしは、飯山市で古くから親しまれて来た郷土料理として、平成19年に長野県選択無形民俗文化財に指定された。
 ※富倉地域の村人が上杉謙信の一行に、器の代わりに笹を使用し、ごはんに山菜などをのせて出したことが始まりという説もある。

 食習の機会や時季
 時期問わず、季節の食材を使い年間を通して食べられている。飯山市では、祝い事や祭りなどの行事があると笹ずしをつくってもてなす風習がある。

 飲食方法
 箸を使わなくても、手軽に手で持って食べることができる。
 食べ方は、「笹ずしを手に持ち、スライドさせながら笹を下に引き、笹から離れたところを食べる」箸などを使わず、直接笹の葉から食べるのが本来の食べ方とされている。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 以前よりは減ってきているが、今も祝い事や行事があると笹ずしをつくる家庭もある。地元の飲食店で提供しており、道の駅などでも売っている。長野駅では笹ずしの駅弁が販売されている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sasa_zushi_nagano.html より

 飯山へ行けば「笹ずし」の看板があちこちにある。

 私のお気に入りのお店はちょっと山の中を走ったところにあるお店。おばあちゃんたちが温かくもてなしてくれる。名物の「富倉そば」が準備される前にちょっと「笹ずし」を。

 とてもお気に入りの二品である。 


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