「鶺鴒鳴-せきれいなく」
七十二候「鶺鴒鳴」。実りの秋の恋教え鳥。
9月12日は、七十二候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」。セキレイが鳴き始める頃という意味で、セキレイとは、スズメ目セキレイ科の鳥の総称です。長い尾をしきりに上下に振るのが特徴で、尾で地面を叩いているように見えるので「石叩き」「庭叩き」とも呼ばれます。
セキレイは神話にも登場し、イザナギノミコトとイザナミノミコトに、尾を振る様子で男女の交わり方を教えたのがセキレイだったということから「恋教え鳥」ともいわれています。
水辺に棲みますが、民家の近くなどでも見かけます。
さて、9月も半ばとなり、いよいよ実りの秋の到来ですね。
全国各地で収穫の感謝と、翌年の豊作を祈願する秋祭りが行われます。郷土の伝統や歴史を再現したものや、農耕儀礼と結びついたものなど、夏のお祭りとはひと味違った風情を感じさせてくれます。身近なところで秋祭りやイベントなどが行われていたら、ぜひ出かけてみてくださいね。
また、山形をはじめ東北地方の秋の伝統行事になっているのが「芋煮会」。芋煮とは、里芋やこんにゃく、ねぎ、きのこ、季節の野菜などを主な具材とした鍋料理で、近所の人達と、河原で芋煮を作って食べるのが芋煮会。秋空の下、大鍋で煮て食べる豪快さが良いですね。秋の行楽のひとつとして、芋煮会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
*https://www.i-nekko.jp/hibinotayori/2015-091200.html より
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