甘味が強く風味豊か! くり 〜熊本・山鹿市〜 2023年10月16日
秋の味覚くり。西日本一の産地である熊本県を訪ねると、山深い急な斜面にくり畑を発見。日当たりがよく、昼夜の寒暖差が大きいことが、くりを甘くしてくれるのだそうです。
熊本県内で最もくり栽培が盛んなのが山鹿市。山の斜面に植えられたくりの木は、樹高を低く、枝を横に広げるように栽培。日光をたっぷり浴びることで甘いくりの実が育つのだそうです。山の中で育てる苦労の一つがイノシシによる食害。畑を、なんと4キロにもわたってフェンスで囲い、防御しています。山鹿市では特産のくりをアピールするため9月から11月まで“スイーツフェア”を開催。和・洋のさまざまなデザートを満喫できます。
「うまいッ!」の秘密
山鹿市のくりは山の斜面で育てている場所が多いため、太陽の光がよく当たり、光合成が活発になって、糖が蓄えられ、甘くなります。さらに、太陽の光が葉によく当たるように、木を、低く、枝を広げるように剪定しています。
くりは熟れて落ちてから収穫します。気温が上がると水分が抜けてパサパサになるため、早朝から急いで収穫することがおいしさのカギ。山の急斜面に生えたくりも地面にネットを敷くことで、草や根に引っかからずに転がるため、下で楽に早く収穫することができます。
「くり」を使った料理レシピについて
「くりの石垣だんご」※くりが石垣のようにゴツゴツしているだんご
<材料>(20個分)
・くり(皮をむいたもの):300g
・小麦粉:300g
・塩 :少々
<作り方>
1) くりを4つ割にカットして、水洗いする。
2) 1)のくりと塩を鍋に入れてゆで、楊枝で刺せるくらいになったらザルにあげる。(ゆで汁は 残しておく)
3) くり、小麦粉、冷ましたゆで汁を入れて、くりが出ないように丸める。
4) 沸騰した湯に敷き布を敷き、3)を入れて15分ほどゆでる。少し浮いてきたらできあがり。
「くりの揚げまん」※くりを贅沢にたくさん使った揚げまんじゅう
<材料>(30個分)
(あん)
・くり(皮をむいたもの):1kg
・砂糖:250g
・塩:少々
(バッター液)
・小麦粉:200g
・卵:1個
・水:適量
<作り方>
1) くりを40分ほど蒸して軽くつぶす。(粒が残るくらい)
2) 1)に砂糖と塩少々入れて、丸める。
3) 卵、小麦粉、水で固めのバッター液を作る。
4) 2)に小麦粉(分量外)をまぶし、バッター液につけて170度の油で揚げる。
5) こげ目がついたらできあがり。
「くりのキッフェルン」※アーモンドでなく くりを使ったキッフェルン
<材料>(24個分)
・くり(皮をむいたもの):200g
・バター:150g
・砂糖:80g
・コーンスターチ:100g
・薄力粉:100g
・グラニュー糖:適量
<作り方>
1) くりは蒸してから裏ごしする。
2) バターは常温で溶かしておく。
3) 1)と全部の材料をこねて混ぜ、20gぐらいの大きさに丸める。
4) 200℃のオーブンで、12分ほど焼く。
5) 焼きあがったらグラニュー糖をまぶしてできあがり。
*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/L6P9WG27VV/ より
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